かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

読書

空井戸は掘らない

スイッチという本を買った 空井戸は掘らない 自分に当てはめる 寸法を学ぶ スイッチという本を買った honeshabri.hatenablog.com 早川書房のセール時に紹介されていた「スイッチ」という本を読んだ。いわゆる自己啓発本なわけだが、読み通してみて結構面白か…

ブルーピリオドが良すぎる

美術のトラウマ 実は内向的に見える主人公 言葉と絵 終わりに ブルーピリオドはTwitterで流れてきて、最近読んだけど最高によかった。 nlab.itmedia.co.jp ねとらぼの対談記事は本当に面白かった。 美術のトラウマ 美術の先生といえば、確かにこんな感じだよ…

路傍の石

最近自分の使っている言葉がわりと間違っていることに気づいた。 今回は路傍の石。 文字を読めば、道の端に落ちている石。 取るに足らないもの、みたいに使いたくなる言葉だ。 でもこれは全然違う。 路傍の石は文学作品。内容は紆余曲折の人生を送りながら最…

自分が望む感動ポルノに浸りすぎていないか

ビジネス書も行き過ぎると よくない読書中毒 ビジネス書も行き過ぎると 自分は海外や日本の中で素晴らしい取り組みをしている企業の話が非常に好きだ。例えば無駄な会議をしない、意思決定が早い、フラットな組織構造など。こういったものは本屋でキレイな表…

サブリミナル効果と情報の少ない文字の宣伝の効果について

小説や文章のなかで現れた単語が後で自分の中に結構残っているなんてことはないだろうか?サブリミナル効果とはまた違ったものかもしれないが、記憶の整理の中でふと気になるものが何度も出てくるような物があると思う。 サブリミナル効果は元の情報に対して…

漫画は単行本で買う派である

漫画は単行本で買う派と週間購読する派がいると思う。自分はなんとか我慢して単行本で買うタイプである。なぜかというと週刊誌の場合は自分の興味があるもの以外の漫画も載っているからだ。これは悪い意味ではなく、他に興味があるものが生まれてしまうと余…

本棚に本が溜まっているのに新しい本を買いたくなる症候群

本棚の本を劣化させるのは自分自身 おわりに 本棚の本を劣化させるのは自分自身 本棚に本がいっぱいあって、読み切れていない本がいくつもある。そんな本たちを見ないふりして、もしくは忘れていることにして新しい本を欲しがってしまう。そうするとますます…

小説の不思議な構成に思うこと

違和感のあるパーツ おわりに 違和感のあるパーツ 小説の構造について考えるのが好きだ。もっと大きく言えば物語の構造を知るのが好きと言ってもいい。物語は一番大きい柱としてメインのストーリーがある。が、多くの物語にはメインを支える小さな話が散りば…

積読を一冊崩すスケジュールを立てる

小説を一冊読み切る おわりに 小説を一冊読み切る いなくなれ、群青 (新潮文庫nex) 作者: 河野裕,越島はぐ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (19件) を見る 積読をとうとう崩すことができた。本棚に埋もれて…

守りに入りすぎていて、自覚もできなかった自分に反省

守りに入っていませんか おわりに 守りに入っていませんか この間ブログとはまったく関係ないが、守りに入ってるんじゃないですか?という指摘を受けてグサリときた。たしかに自分の生活のあらゆる部分で守りに入っていたかもしれない。守りばかりでもダメな…

小中学校の頃の図書館の大きさは適切だった

選択肢が少ないから新しい選択肢を探す 選択肢が少ないから新しい選択肢を探す 小学校、中学校の頃の読書体験について思い起こすと、実は不自由していたように思う。不自由というのは言葉が悪いが、要するに自分の読みたい本がないということだ。とはいえ子…

古本屋の楽しみ方

中古の本棚の楽しみ方 中古の本棚の楽しみ方 自分が古本屋さんでひそかに楽しみにしているのは自分の持っている本とか知っている本を見つけることである。そして値段を見てふむふむと唸ったり、中身をちょっと読んでみてやっぱりいい本だ…としみじみ感じたり…

公式ページの誤字脱字はどうやって指摘するのが適切なんだろう

お問合せフォームじゃないし… お問合せフォームじゃないし… 毎度悩んでしまうのはインターネットのメディアで誤字脱字があるときにいったいどこに連絡すればいいのかわからないことだ。誤字脱字の連絡はコチラなんて用意されていればわかりやすいのだけれど…

物語にドはまりするとじっくり設定などを調べて浸ってしまう

なぜ設定などを調べだすのか なぜ設定などを調べだすのか 物語にどっぷりとハマって余韻に浸っている時間がたまらなく好きだ。このどっぷり浸っている時間が長ければ長いほどたまらなく幸せだ。世界観について思いを馳せたり、設定について考えたり、元ネタ…

アイディアもきっと筋トレみたいなものか

ただ続けているだけでは筋力にならない? ただだらだらアイデアを出そうと唸らない ただ続けているだけでは筋力にならない? アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール 作者: 読書猿 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2017/01/22 …

自分が1年間ブログをやってきた中でのオススメ本ベスト3

第一位:失敗の本質 第二位:CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり 第三位:5歳の子どもにできそうでできないアート おわりに 今週のお題は「今年買ってよかったもの」ということで自分が記事を書いた、ぜひおすすめしたい本ランキングを書きたいと思う…

自分の居場所を見つけられないと、続けることは難しい

夢中になることからはじめよう 自分の居場所はなんだろう 夢中になることからはじめよう BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。 作者: エリザベス・ギルバート 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2017/10/13 メディア: Kin…

読書は後半になればなるほど時間がかかることを忘れがち

後半がとってもきつい 後半がとってもきつい よくビジネス書や学習のための本(学習書とするのは正しくなさそう?)を買うのだけど、よくページ数を進捗具合とみてしまう癖がある。ページの進み具合は小説などではあとどのくらいで読み終えられるかがわかり…

昔、思春期の時は読書を信仰していたけど、ある時目が覚めたという話。

すべてが不安だらけだった思春期 本のいいとこ、悪いとこ 過激派へ縋る 著者信仰、読書信仰からの解放 当時の自分への解答 すべてが不安だらけだった思春期 自分が明確に思春期だったなあと思えるのは中学から高校にかけてだったと思う。そのころから読書に…

人に教えるときの基本と、失敗の本質の反省が活かせていない現代日本企業

特定個人に期待をかけすぎない 根性や努力という曖昧なものに頼るシステム 失敗の本質に似ていないだろうか? それは本当に特定個人の問題か? 人ではなくシステムを信じる おわりに 特定個人に期待をかけすぎない 自分は一度教えたことを何度も聞かれても別…

本の価値をどのくらいに感じているか

いくらに感じるか 本の値段 おわりに いくらに感じるか 5000円の分厚い本は高いだろうか、それとも安いだろうか。普通に価格だけ見れば高いのかもしれないし、物質的に見れば製版技術の向上などで十分安くなったと見れるかもしれない。ただ本の価値とは物質…

日本語の読みやすさの評価式について

日本語の読みやすさ 日本語テキストの難易度を測る 日本語の読みやすさ rider-store.jp 上記の記事のコメントを見ていたらtextlintなるものがフリーで存在して、その中に日本語の読みやすさという指標を表示するものがあった。その日本語の読みやすさの計算…

Code4Lib 2017 熊本の資料を読んだ感想。

今年もやっぱりわくわく おわりに 今年もやっぱりわくわく 自分は図書館の業務にかかわったことはないのだけれど、図書館は在学中はとっても大好きだったし、今でももちろん大好きだ。だから図書館についての新しい取り組みについて見るととてもわくわくする…

秋の夜長に読みたい本

その質問に答えられるか 仕事に限ったものではない おわりに その質問に答えられるか 今週のお題は「読書の秋」ということで、秋の夜長に読みたい本についてらしい。夜長とは文字通り夜が長く感じられるということだが、たしかに最近は日が落ちるのが早くな…

夏の作品と言えば夏の庭 The Friends

夏の思い出のような作品と読書感想文 おわりに 夏の思い出のような作品と読書感想文 夏の庭―The Friends (新潮文庫) 作者: 湯本香樹実 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994/03/01 メディア: 文庫 購入: 37人 クリック: 244回 この商品を含むブログ (248件)…

にわか「いき」の構造

言葉に含まれる意味 おわりに 言葉に含まれる意味 「いき」の構造は難しい。現代文の問題として出ようものなら阿鼻叫喚間違いなしである。それぐらい読みづらいけれども内容はとても面白い。なにより青空文庫で無料で読むことができる。 九鬼周造 「いき」の…

本棚を大きくするより電子化したほうがお得なんだろうか

面積で電子書籍を考える 電子書籍から先の未来 おわりに 面積で電子書籍を考える 最近、安いからと買って長い間使っていた本棚が崩壊してしまった。せっかく自分なりに整理していた本たちがぐちゃぐちゃになってしまい、とりあえず整理するにも体力を消費し…

読書好きと本好きは実は違うのだろうか

他人から勧められた本だったり、どうしても読まなくてはならなくなったりした本というのはなかなか読むスピードが速くならない。一度で全て読み切るには結構な体力と精神力が必要になる。必要に駆られたとしてもあまり読むスピードは速くならない。 けれども…

映画「ちょっと今から仕事やめてくる」感想。小説版よりもスケールが上がり、ラストも大満足!たくさん泣きました。

ついに見てきました、映画版「ちょっと今から仕事やめてくる」 小説版との違いは? 超怖い、異常に気合の入ったブラック企業描写 そのシーン見たかった!と思わせる場面があって素晴らしい ヤマモトの設定改変がもたらした変化は思っていたよりも大きい ラス…

ツレがうつになりまして。は映画版も文庫版もよい!かなり前向きな本。

「うつ」ってなんだろうか? 映画版もとても感動的 おわりに 「うつ」ってなんだろうか? 最近「死ぬ辞め」、「うつ抜け」、「ちょっと今から会社辞めてくる」など社会的に日本人の労働とか精神衛生について話題になっている。電通の事件もあったし世間の関…