かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

首都高バトルXTREMEがでてた話と首都高バトル01の思い出。

 

www.sb-x.jp

 

いつのまにか首都高バトルの最新作(?)が配信されていたので記事にします。

自分は首都高バトル01から始めましたが最初で最後の名作でしたね…。

 

そんな思い出話を重点的に。

というかソシャゲ版をまだプレイしてないです…。

 

 

首都高バトル01の出会い

自分が首都高バトル01を初めて知ったのは、近所のゲームショップだった。

発売日が近かったのか試遊台があったのだ。

なんとなくレースゲームは好きだったので、なんとなく走っていた。

 

だが、奇妙だった。それはどこにもレースに必要なラップタイムなどがなかった。

ただ、首都高をちょっと落ち着いたBGMで回遊していた。

 

首都高バトル01の首都高はずっと夜だ。ひたすら夜。雨もあるが、ずっと夜。

暗い道をトンネルの明かりや街灯が照らす。物静かな感じ。

 

そして響くエンジン音。気持ちよく一般車を抜かす爽快感。

誰にも邪魔されずに、ただ首都高を気持ちよく駆けていく楽しさがそこにあった。

 

www.youtube.com

いまだにOPは大好きだ。電源を入れるたびに見ていた。

首都高バトルの”動”と”静”が素晴らしく描かれている!

戦っている最中に、走りに感化され、新しいライバルが現れ、競い合っていく…

 

思わず一目ぼれしてしまった。試遊台では30分近くただ走っていたと思う。

購入後におどろいた!このゲームは対戦ゲームだったのだ!

 

首都高バトルのシステムはプレイヤーの心理と同化していく

対戦ゲームといっても、少しニュアンスが違うが1vs1の戦いである。

1vs1に特化したレースゲーム首都高バトルならではだろう。

 

www.youtube.com

 

プレイヤーとCPUは互いにメンタルゲージ(?)のようなもので戦う。

これがおもしろく、減少する要因は追突などの車体ダメージと相手との距離だ。

 

追突などの車体ダメージはわかりやすい!だって愛車が傷ついたらめっぽう凹む

むりやりカーブを曲がろうとして擦るとゲージがゴリゴリ削れる。

運転手の心がゴリゴリ削れる気持ちがリンクしているかのようだ。

 

 

相手との距離もだんだん熱中するとわかってくる。

プレイヤーの熱中する気持ち、焦る気持ちと同化するのだ。

 

あまりに距離が離れすぎると、”ああ、もう追いつけないな…”と心が折れる

だが、近ければゲージは減らない。"まだやれる。すぐ抜いてやるぞ!"

そして徐々に離れるとゲージは減る。”ヤバイ、離されてる…”

 

本当に車好きになってしまう解説とチューニングとアクセサリ

www.youtube.com

この動画は少し不適切かもしれないが、首都高バトルの魅力が詰まっている。

まずBGMがいい。ずっと聞いてても飽きないぐらいに良い。

 

そして車種選択画面下に流れる文章が極めて楽しい

自分の好きな車だとなおさら嬉しい解説なのだ。

車好きが書いた、車好きのための解説といわんばかりだ。

 

スペックも非常に細かい。そしてそれをバリバリチューニングできる。

 

さらにシステム面でも素晴らしい工夫がされている。

どうしても好きな車でもハイパワーの車種に勝てない…。

そんな苦しみを救うためにラブパワーシステム(だったような)が搭載されている。

 

ようはエンジンの積み替えだ。走行距離10万キロくらいで確かアンロックされる。

たしか公式の攻略本で、やっぱり好きな車で走りたいじゃないですか、みたいなことを言っていた。それだけ愛に溢れたシステムである。

 

また、敵の紹介もものすごく細かい。年齢・性別・職業・そしてプロフィールデータである。

戦ってた相手がコンビニ店長だったり、様々な苦手を持ってたりと時間がつぶれる。

 

エンジン音にこだわり、路面にこだわり、景観にこだわり、BGMもよい。

もうなんでもいい。とにかく雰囲気がいいのだ!ダークな雰囲気が!

 

www.nicovideo.jp

 

もくもくプレイ動画。こういうもくもくした感じが雰囲気に合う。

じっくりじっくり楽しめるのがいいところなんですよ…。

しかしいい時代ですね…。こういう実況付きとコメント付きで同士と分かち合える…

いい酒が飲めそうだ…って感じですよ。飲酒運転はダメですけどね。 

 

首都高バトル01はとにかくマイペースでいいのです。

だってノルマもないし、ぶっちゃけ倒さなくてもいい。

楽しく車をいじって、走って、楽しめるんです!いいでしょ?

 

続編にまったくめぐまれない

ただ、ホントに続編にめぐまれない。

開発チームが解散したのか覚えてないが、悲惨である。

元気株式会社は一時期パチンコやソーシャルゲームに参入するも、不振だった。

 

続編はPSP首都高バトル(PSP)だが、PS2版をやった後では肩すかしだ。

グラフィック、登場車数、戦闘システムの雑さ。移植は失敗だっただろう。

わりと大型のタイトルだ。開発費もかさむだろうが、据え置きでゆっくり楽しむべきタイトルだと実感させられた。

 

そのほかにも確か携帯版で出ていた気もするが、お察しだろう。

 

次の続編の首都高バトルXはどうだったか。収録車数がまさかの15種である。

車を楽しめないレースゲームとはいったい。

PS2版であれだけ多くの車種で、多くの解説とチューニングを楽しんでいた層からすれば、もはや乾いた笑いしかでないだろう。

 

僕らが求める元気の"首都高バトル"

tokyoxtremelagoon.hatenablog.com

 

こちらにも書かれているが、洋ゲービッグタイトルのNeed for spped などとはまったく違う路線のゲームなのだ。

 

日本独特の狭い高速道路を、しかも一般車を追い越しつつ、暗い夜道を理由もなく競うように駆け抜ける。そしてひたすらにチューニングをし、速さをただ追及する…。

 

そういった日本独特の"走り屋"精神をたっぷりと味わえるストーリー性の高い作品を求めている。

 

まとめ

当時サウンドトラックも買い、攻略本を本編クリア後に購入し、予備ガレージのためにメモリーカードを買い、ときたま起動して資金をジャブジャブ投入して新しい愛車をチューニングして、首都高を戦わずにニヤニヤ徘徊する楽しさ。

 

これは首都高バトル01にしかない。他のどのレースゲームにもない楽しさなのだ。

 

 

例えばレースゲームにもフリーランはあるし、グランドセフトオートなどのオープンワールドで楽しくドンパチレースもあるだろう。

 

だが、首都高というローカルで身近な道路を、車をチューニングするだけでニヤニヤしながらゆっくりガレージを眺めて3時間以上幸福に包まれるゲームは存在しない。

 

 

いや、マジで。いまだにショップ音楽のCryingは名曲としか思えない。一発でテンションが上がる。

 

果たしてソーシャルゲーム首都高バトルは盛況になるのでしょうか。

幸運を祈りたいですね。

 

ちなみに私はエラーコードで進みませんでした。

ブログ書きながらほっといたらスリープして切れたようです(´・ω・`)