かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

初めて泣いた絵本・葉っぱのフレディ

 

本日は初めて泣いてしまった思い出話をひとつ…。

 

みなさまは人生で初めて泣いた本って覚えてますか?

私は葉っぱのフレディでした。

 

葉っぱのフレディ―いのちの旅

葉っぱのフレディ―いのちの旅

 

 

 

父親がオススメということで借りてきた

小学生のころ、朝の支度をしている父親が思い出したように

「この絵本、すごいオススメらしいから読んでみ」

と言って渡してきたのを覚えています。

 

小学校に行くまで時間のある、ちょっと気だるい朝の時間。

いつもはなんとなくテレビを見て、憂鬱な気持ちもありつつゴロ寝。

もしくは読み古したマンガ本をもう一度読むくらいでした。

 

父親の勧めもあり、しょうがないので読み始めた絵本。

なにやら感動するとか道徳にいいとか、教育に興味のない父親にしては押しが強かったのも覚えています。

 

しかしこの絵本、開いた後に子供心に人生観を変えてくれました。

本当に悲しい、そして良い物語だったのです

 

朝から号泣して学校行きたくなくなる

最後まで読んで、号泣でした。朝からとても悲しくなり、眼が真っ赤です。

もうこの時点で心情的にも身体的にも学校に行きたくなくなりました。

(そんなことを世の中の母親は許してくれないので学校には行きました)

 

葉っぱのフレディは、もみじの葉っぱの一生です。

葉っぱについて考えたことのある子供はほとんどいないと思います。

そして、生き物が死んでしまうという経験もほとんどありません。

 

葉っぱのフレディは、とても優しい物語です。

友達がいっぱいできて、紅葉して大人になっていって。

そして冬が来て、たくさんの友達が地面に落ちて、最後にひとりぼっち。

でも土に落ちて、雪が解ければ、また木の栄養になって、そしてまた生まれる。

 

葉っぱのフレディは無駄な死などではなく、悲しい死でもありません。

ただ生物のサイクルにあるだけ。また会える。

そういった生命の輪を教えてくれる暖かい物語でした

 

もみじの素敵さ、そして暖かい思い出

私はほかの子供よりもずっと、もみじが大好きでした。

 

母親に幼稚園の頃にもみじ、いちょうなどを拾って、紙にはさみ、クレヨンなどでなぞる遊びをしていたのです。

一番大好きだったのは、もみじ。ギザギザしているのに、どこか均整の取れたかっこよさ。そして鮮やかな赤い色。

ときどきくすんだ茶色を含んだ、どこか夕焼けにも似た他にはない色。

 

この遊び(?)の名前がなんだかわからないのですが、葉っぱ写しというか…

押し花とはちょっと違うかもしれません。

草木で遊ぶ ※こちらのサイトさんの一番下の画像みたいな感じです。

今が秋だったら喜んで取りに出かけていたのですが、残念です。

来年に持ち越しですね。

 

 

また、もみじは外国語名でメイプルということも学びました。

子供が大好きなホットケーキのシロップです

 

もみじって素晴らしい!とますますもみじが大好きになり、秋になると家に大量のもみじの葉を持ち帰り怒られました

次から厳選して3枚程度にして、それを押し花のようにして母親に自慢していたのを覚えています。

ぶっちゃけ食べるぐらい大好きでした。おいしくはまったくなかったと思います。

それにとても怒られましたね…。かわりに焼き芋をねだった覚えもあります。

 

ともかく人一倍もみじが好きだった自分にとって、葉っぱのフレディはかけがえのない物語になりました。

 

ブログを書くために調べてびっくり、もみじとかえでの違い

afun7.com

実は日本だけが紅葉と楓を区別するそうです。なんと。

 

日本はカエデ科植物の宝庫といってもいいらしく、なるほど葉っぱのフレディが好きになるのも無理はありません!

 

もみじ狩りなんていうのもありますし、日本の秋を代表する素晴らしい植物ですね!

 

まとめ

もみじっていいですよね。葉っぱのフレディは今でも思い出します。

なにより絵がいいんですよね。葉っぱなのにどこか表情を感じる。

夏は元気にいきいきと。冬はどこか寂し気に。

 

季節は冬ですが、秋が早く来てほしいなんていうのはちょっと贅沢ですかね。