かやのみ日記帳

読書の感想や思想を毎日書いています!

The Crewをいまさらクリアしたので感想。アメリカ全土を愛車で走り回る快感!

 

今更ですがせっかくPS4を持ってるしThe Crewを

 なんとなくレースゲームを最近やっていなかったなーということに気づき、何かPS4でよいゲームがないかな?と思ったらThe Crewというゲームが無料で体験できたのでとりあえずやってみた。この体験版、時間内ならなんでも遊べるというなかなか良心的な設定ちなみに体験版の記録の引継ぎも自動でされます。ストーリーもちょくちょく、でも一番楽しいのはやっぱり車をだらだら走らせることとチューニングという名目でレベル上げをすること。体験してみてこりゃハマる!と確信してついつい購入してしまった。

 

 自分のガレージでいろいろ車を見たりできるのだけれど、エンジンの中をデモとして見れるモードがあったりで「おぉ~動いてる~」となってニヤニヤしたりと細かい部分でちょっと楽しい。路上でも放置時に車を色っぽく見せるモードに入ってたまに愛車に見惚れてしまう。雨とかが降っているとさらにカッコよさ、愛おしさ倍増です。

 

 

 

ゲームシステムについて

このゲームの主な要素としては

  • トーリーモード
  • 路上に設置してあるジャンプ台からどれだけ飛べるかを競うチャレンジ等
  • よくわからないヤバげなものを警察から逃げつつ目的地まで輸送
  • 上記中に味方、警察に分かれてバシバシ車をぶつけあうオンライン協力対戦
  • オンライン大会モード
  • 名所めぐり(ナイアガラの滝とか)

…などなどである。ちなみにその数は非常に多くとてもじゃないが遊びきれないほど。というか全米が舞台なのでマップを踏破するだけでもかなり難しい。

 

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灰色の部分がまだ行けていないところ。砂漠部分や山が多いと思いきや、案外訪れていない都市も多くちょっともったいない。図にはストーリーの開始地点のアイコンを重ねてある。なるほどアイコンを中心にマップが描かれているのがよくわかって面白い。

 

トーリーはだいたい60ミッションというところだろうか。一つ当たり10~15分くらいだと思われるので最短で20時間くらい?とはいえレベル上げをしないと厳しいミッションや、そもそも別な都市に行くにはまず自分で探索しないといけないのでその分の移動時間も含めるとやはり総プレイ時間平均は30時間ぐらいというのが妥当だろう。

 

ちなみにミッションの数は100~200くらいありそうで、いたるところにあるので自分のクリア時の達成度は多分10~20%くらい。もう全然やる気が起きないほどたくさんある…。

 

大雑把な車チューニングレベルと車種

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このゲーム今時珍しく経験値的なレベル上げ制になっている。まず普通にお店で売ってる基本中の基本、チューニングなし状態、純正がFULLSTOCK。愛車のGT-Rの画像を張り付けて説明させてもらいたい。

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とてもフォルムが美しい、いつものGT-Rですね。これを基本にして5種類のチューニング系統に育て上げていく形。

 

まずはSTREET。基本街乗り用チューニングとしてあんまり特徴はない。ドリフトがしやすいわけでもなく最高速が伸びるわけでもない。他車からぶつけられてもあんまりよろけることもない、平凡なスペックだけれど安定感は抜群。そんな感じの正統派チューニングという感じ。

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ステッカーがわりとおしゃれでなかなか楽しめるのも乙である。ストーリークリア時点でマシンレベルは1420。メキメキ上がっていくのでなかなか楽しい。最高速はだいたい普通に走って290km/hくらい?ニトロで320~340km/hくらい。良く乗るチューニング車なのでデコレーションには気合を入れたい。

 

お次はDart。その名の通りダート、オフロード用。すごくドリフトがしやすいのが特徴。そのかわり最高速が犠牲になりぜんぜん舗装道路ではスピードが乗らない。

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だいたい通常時やニトロを使っても300km/hはかなりキツイ印象。ということでオフロードや山道以外はあまり活躍できないけれど、ドリフトがしやすい特徴があるのでなかなか楽しい車。

 

次はPERFORMANCE。なにがSTREETと違うのかよくわからないが、とりあえず最高速は伸びる。またグリップも素晴らしくよく乗っていて非常に気持ちいい。最高速は通常でも320km以上は余裕で出るし、ニトロを使えば370km/hオーバーという感じ。

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カーボンボンネットとかをくっつけるとなんとなくレースカーっぽくてかっこいいですよね。

 

で、異色のマシン、RAID。これよくわからないけど、要するになんでもありなタフ用マシン。MADMAX的な(?)かなりいかついアクセサリーがゴテゴテ勝手につく。

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スピードは200km/h頑張って出るか出ないかくらい。でもクラッシュ耐性は抜群という感じ。後ろには予備のタイヤまで積んでますしね。オフロードとの差別化がいまいちなようにも感じますが、まあアメリカチックなゲームとしては外せない感じだったのでしょう。ここらへん日本のレーシング的な感覚とは違っていて面白い。

 

最後が最速のCIRCUIT。サーキットカーということで抜群の加速と最高速。ただしクラッシュのしやすさは随一。ちょっと車をぶつけられるだけでハンドリングがめちゃくちゃとられてあっという間に事故る。また舗装道路から一歩出るだけでタイヤが空回りし、スピードがめちゃくちゃとられスピンするというピーキーな性能。

 

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ステッカーは謎の「気を付け」が入ったやつ。日本人がよくわからないおかしな英語シャツを着るバージョンの逆なやつ。シュールで面白いので採用している。

ともかくサーキットカーは非常に速いので移動時間短縮には持ってこい。通常時でも340km/h以上はガンガン出るし、なんとニトロを使うと夢の420km/hオーバー。もう意味が分かりませんね。早すぎて手が震えてきます。

 

というわけで一つの車に対しても最大5つの違った特性の車を乗りこなすことになるので差別化を図る意味でもドレスアップを楽しむことができます。まあホント悩むんですけどね。それもまあ、時間をかけただけ愛着がわくってもんです。

 

車種は日本車はかなり少なく、やっぱりアメリカ車がメインDODGEとかを選んで旅をするとおーアメリカー!という気持ちになれるのでオススメかもしれません。

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面構えがマッスルな感じでいいですね。まあいろいろ車を見てると購入欲がわいてきてしまい困ります。各地にディラーがありなんと試乗もできるので気に入った車があればじっくり楽しむことができる。いいシステムだなあと思う。

 

やっぱりPS4はカメラが楽しい

もう一つ、あってうれしい機能として撮影モードが用意されている。だいたい可能であれば十字キーの下でいつでも写真を撮ることが可能だ。Horizon Zero Dawnといい最近のゲームはカメラ機能が充実してて楽しいなあという気持ちになる。設定項目はそこそこ選べて、わざと車のダメージを最大にしたり、泥汚れのレベルを選べたりする。

 

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 カッコいい街中でのドライブをローアングルから撮ってみたり、

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雪道を攻めているところを収めてみたり、

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激しくニトロを吹かせて無茶なショートカットを仕掛けているシーンを撮ったり…

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たまに野生動物が横切る姿を撮影してみたりといった楽しみ方もできる。この野生動物たちはしょっちゅうでてくるが、事故に巻きこれたりはしないのでご安心ください。しかしこれ、現実だったらものすごい怖いシーン…。勘弁してほしいところだ。ちなみに通行人もいるがこちらも完全無敵。

後は各地の名所を撮りに旅に出たりするのもいい。

 

ということで、プレイヤーそれぞれの楽しみ方は無限大…というオープンワールドの誘い文句あるあるな感じだが、実際その通りだから仕方ない。このゲームの実にいいところは愛車を育て、チューニングして、飾って、それで全米を旅するということができること。なんていうか愛車と一緒に走っているだけで楽しい、そんな気分を味わえるゲームだ。

 

テストドライブ アンリミテッド2

テストドライブ アンリミテッド2

 

 似ているゲームとしてTest Driveがあるが、The Crewに同じ開発者が入っているということでまあ後継者的な感じなのかもしれない。だいたいのフィーリングは同じような気がするが、アクション性においてはThe Crewのほうが楽しいと思う。

 

肝心のストーリー

ここから先はネタバレを含んでの感想を書く。体験版の序盤からなかなか面白いストーリーだったので、続きが気になるから購入したようなものだった。なかなかレースゲームにしては珍しいゲーム性とよくミックスされたストーリーのイントロだったと思う

 

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主人公はひげもじゃいつも黒手袋のアレックス。ドライブの腕はピカイチで皮肉屋。そのわりに聞き分けがいいお利口さん。あっさりとした受け答えがちょっと腹筋にくることもしばしば。ムービー中のキャラクターの書き込みや背景がきれいでとってもいいですね…。

 

まず510(five-ten)というストリートレースチームを作った主人公の兄・デイトンが目の前で殺されるところから始まる。犯人は510で野心を持っていた本作のラスボス・シヴ。

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演技もなかなかよくて、シリアルキラーサイコパスな感じの悪役。そのわりに慎重でちょっと器小さいなあという感じ。

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それと汚職FBI警官、コバーン。こいつがラスボスかと思いきや案外あっさり逮捕。なぜか逃げ足が異様に早く、ストーリで最も難しいミッションだったんじゃないかという疑惑が。

 

この二人が兄の作った510を犯罪マフィアチームに変えてしまった。主人公は兄殺しの罪をかぶせられ刑務所へ。そこへおとり捜査として510に素性を隠して潜入することを持ちかけるゾーイ。

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声が特徴的でちょっと高圧的。そのわりにいろいろしくじったりするお茶目さん。そこそこ頼りになる人。ともかく510に潜入するにはレースで勝つしかないと断言。全米を5つのエリアに分けて頑張ってのし上がりましょう、のし上がったらシヴとコバーンに近づけるので証拠を上げて逮捕!というのがストーリーの筋

 

なるほど全米を旅するのにもっともな感じのプロットでよくできているし、なぜのし上がるのか、レベル上げをするのか、違法行為をやってもいいのかという理由づけにもぴったりだ。主人公も復讐がしたいという動機に突き動かされていて、そこらへんの微妙な心の揺れ動きに納得できれば、そこそこ感情移入ができる。

 

そして全米の各510支部を制圧するにつれCrew=仲間が増えていく。…増えていくんだがいまいち影が薄くなっていきがち。そこが本当に残念なところ。もっとキャラクターの掛け合いが頻繁にあったらよかったのにと残念でならない。どうもストーリーミッション開始の状況説明や応援のところだけでしかメインで喋らないので、一つの支部が制圧されるとそのキャラクターはお役御免…みたいな感じになってしまうのが悲しい。

 

ただそれぞれのキャラクターは魅力的だったのでもっと深く掘り下げてほしかった…。ただレースゲームにしてはよくできたストーリーだったかなと思う。とはいえレースゲームだからと言ってストーリーに気合入れちゃいけないわけでもない。もう少しで…というところで頑張り切れなかった印象はどうしてもぬぐえない。

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まず仲間になるのはエンジニア、メカニック担当なハリー。熱い男だが、トーリー終盤ではほとんど役目がない…

 

次がシヴの元カノ、アリータ。なんでシヴと付き合ったの?と聞くと思いっきり急カーブでドリフトしたくなるアレと同じでしょと返す剛毅な人。シヴに追われているため苦労している。…がやっぱりすごく影が薄い。正直何があったか思い出せないくらいに…。

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謎のハッカーロクサーヌ。最初はDEDSECか!?ひょっとしてWatchdogsとコラボ!?と思っていたが別にそんなことはなかった。

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なぜかこの娘だけ属性がてんこ盛りで非常に他のキャラを食っている印象。学生・ハッカー・行方不明の姉を探している・声がかわいい(しかも口調がもうすぐゴールだよっとか○○だよという優しい感じ)。

 

うーん、もっと序盤から関わってほしかった惜しいキャラクター。参謀として早めに参加させてほしかった…。いいキャラでした。ちなみにお姉さんは既にシヴがイラついて殺してしまったとか。あっさり判明してしまいなんだかストーリー的にそれでいいのか?と思わないでもない。

 

最後に加入するのが元レーサー、現アクションスタントのヴィンセント。ちょい悪ジジイな感じ。

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 すごいヴィンセントの台詞が強引で気になったのは、終盤にアレックスがどうしてもラスボスを絶対殺してやると言うシーンで「クルーはどうなる!?俺たち家族じゃなかったのかよ!」というところ。

 

…全員影が薄すぎて横のつながりもなく、うーん…しかも加入まもないあなたがそれをいいますかね…という気持ちになって萎えてしまう…。どうしてもゲームタイトル「The Crew」を使いたかったのだろうけど、そのわりにCrewのつながりが描けてなかったのは本当に残念だなあという感じ。だったらもうその台詞はなかったほうがよかったかなとも思えてしまう。余計な一言だったかもしれない。

 

ラストは…

ラストはラスボス・シヴに対してV8の座をかけてレースで勝負して勝つ。その後にFBIに逮捕させるため逃走するシヴを警察車両を借りて体当たりして止めて華麗に去る…。そこまではよかったんだがエンディングが非常にお粗末すぎた。

 

あろうことかダイジェストというか映像を切り貼りして「俺はこれからもずっと仲間たちと走り続けるだろう…」とモノローグ調にカッコよく呟いて終了…。えっ…?いやアレックス君はその後どんな生活を送ったんだい…?仲間たちは何をしてるんだい?そういった情報は一切ない。

 

V8になったアレックスは何をしているのか、510は解散するのか。そういったことをエンディングで知りたかったのになあ…。次回作の為とかはあまり考えられなくて要するにメインミッションが終わりました、おめでとう解散でぶつ切りエンドである。打ちきりかよ!という感じ。そこらへんはそれでいいのか、アメリカチックではそんな感じが慣例なんだろうか。どうもちょっと不満が残る終わりだった。

 

その後またいつものゲームのロビー画面に戻るのだけれどここでのアレックスとゾーイのやりとりがまた余計だな!という感じ。アレックスがこれからどうしようか…というとゾーイが「とにかく腕をなまらせないように走って。まだやることあるでしょ?どうせ暇なんだから」という。うーむ、プレイヤーに喧嘩ちょっと売ってません?という気持ちになる。まあそりゃそうなんだけど、もう少し言葉を選んでもよかったんじゃないか?ちょっとゲームの終わりにはふさわしくないお粗末な感じが鼻についた。

 

おわりに

レースゲームとしてはかなり異色のゲームだったけれども、ストーリーも含め大いに楽しむことができた。PS4の処理能力を十分に活かしていると思うし、車のレベルアップ性システムは案外夢中になる要素だったと思う。だらだら景色を見るのも楽しいし、ハンドリングもなかなか良い。

 

問題はバグが異様に多いことだ。ストーリーミッションを進めようとすると5回に1回は暗転して先に進めないほどの不安定さである。また警察に追われるはずのミッションで一切警察がおってこないお気軽ドライブモードになったこともあった。これは嬉しいと思って三回ほどやったらその後すぐに強制終了させられてしまい、快適なゲームとは言いがたい出来。

 

オンラインが基本のゲームなのでそこら中に他のプレイヤーが走っているのだけどたまに露骨にこちらにぶつかってくるプレイヤーが居たりする。それはそれで楽しいのだけれども。

 

全体として完璧なゲームとはいいがたいものの、とはいえ全米をこれだけ楽しめるゲームはなく、そういった意味で唯一無二な作品という感じになっていて非常に高い価値があると思う。非常に久々に車のゲームでのんびり楽しむことができて本当に嬉しかった。興味があったらぜひやってもらいたい。