かやのみ日記帳

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プラネタリウムが見せる本物の星空とリアリティについて

 

本物の星空ってなんだろう

プラネタリウムを見に行って感じたのは、星があまりにも輝きすぎててリアリティがないなあということだった。けれどそれはまったくの間違いで、ただ現実が曇っていて本当の星空が見えないだけだった。じゃあ、自分が感じたリアリティっていったい何だろう。

 

プラネタリウムの星はとてつもなく輝いていて、それでいて文字通り”星の数ほど”あった。こんなにもたくさん星があるなら確かに「人は死んだらお星さまになるんだよ」と言いたくなるものだ。でもちょっと数が多すぎて、隙間がほとんどないくらい多くてびっくりした。きっと目では見えないところにも星がある。

 

こんなに星があるなんて、きっとプラネタリウムだから星を沢山映して観客を呼び込もうというわけか…なんて邪推していたけど、ふと場面が切り替わり少し曇って星が見えなくなっていった。星の数がずいぶん落ち着いて、たまに天気がいい夜の日に見えるよく見た星空に似ていた。けどそれは人の営みによって星々が見えなくなった、隠れてしまった証拠なのだ。

 

プラネタリウムは真実を映していたのだろうか。リアリティの高い星空を映していたのだろうか。そう考えると人間の眼なんて案外あてにならないものだ。人間が人間の性能で感じるリアリティと自然本来の持つリアリティなんて違って当然なのかもしれない。満点の星空を見てそんな風に思った。

 

おわりに

身近な例で一気に俗っぽく言うならば本場カレーと日本のカレーの違いみたいなものかもしれない。本物と世俗的なもの。正装とカジュアル。本物の星空と…。

 

 

プラネタリウムだって本物じゃないのに、それでも本物にずいぶん近いんだと思う。けどそれをリアリティがないと感じる自分は、本物を見ていないからそんな風に言ってしまったのかもしれない。生まれてから本物の星空という奴を見てないなんてずいぶん自分は人生を損しているのだろうか。なんだか少しだけ寂しい気持ちです。