かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

大人になったら大きな声が出せなくなると教わった

 

印象的だったひとこと

小学校の担任が朝の出席確認で言ったことを今でも覚えている。出席確認の時にみんな声があまり大きくなかったのだ。担任は、大人になると大声で叫ぶ機会がなくなってしまうから今のうちに大声で返事するようにと言った。それ以来自分たちのクラスは面白がって隣のクラスに響くぐらいに返事をするようになったような気がする。

 

担任が言っていたことは本当だと思う。普通に暮らしていて大声を出すような機会は本当に減った。はしゃいで大声で笑うような真似もなかなかできない。はしたないとかマナー違反だとか言われるからだ。自分が今出せる大きな声というのは子供の頃よりもたぶん小さいんだろうなと思う。

 

そういう意味で子供は大声で騒ぐのが仕事なのかもしれない。子どもの特権というか、まあ元気なことは良いことだ。だからこそ大人になる前に声を出す練習をして置かなければならないのかもしれない。

 

おわりに

小学校の教師というのは子供にやる気を出させるうまいやり方をよくやってるなあと思う。自分の過去を振り返ってみるとその苦労というか知恵の跡が残っている。それを思い起こすたびちょっとくすぐったくも思う。

 

ひょっとすると小学校の教師たちももしかすると先人からそれを受け継いだのかもしれない。人々の知恵を授けるのが学校だろうけど、それは教科書外のことも含まれる。何事も学びなわけで、その時にはわからなかったり重要に感じられず何気なく過ごした日々も後から見てみるとよい学びになる。今日はそんなことを思い出してしみじみ感じ入った。