かやのみ日記帳

読書の感想や思想を書いています!

おいしい本物の味を食べるとそれが好きになる

 

天ぷらなんてしなびたものばかり?

昔はいろいろな食べものが得意じゃなかった。例えば天ぷらはまったくもって苦手だった。全然おいしくないし、しなびているのが普通だと思っていたからだ。エビの天ぷらなんかは一番嫌いだった。

 

しなびているとはどういうことか?というと要はスーパーで売ってる時間のたった売り物たちである。それを更に時間がたったもので電子レンジでチンしたものが我が家の食卓ではおなじみだったのだ。だから天ぷらには全く興味がなかった。というか食事にまったく興味がわかなかったのだ。一事が万事そうだったから。

 

とはいえだんだんと成長するにつれて外食したり、はたまたいろんな機会で運がよくホンモノの味を知るときがあった。天ぷらは特別な料亭か何かに連れて行ってもらったことがある。新規のお店ということでクーポンかなんかで非常に安かったからだったと思う。

 

そこで食べた天ぷらは…輝いていた。衣が輝くとはまったく思わなかった。本物とは輝くのだ。目の前だったか覚えていないけれどわりと近くで大将さんが丁寧に上げていた気がする。そこでまず自分が知っている天ぷらとしてエビを選んだと思う。

 

それがもう…格別だった。今まで自分が食べてきたエビというのはまったくもって味がしないもので、海産物ということすらわからないものだったと知った。本物の味というのは天ぷらにしてもしっかりとした海の味がするものだ。しかもぷりぷりしていて…ともかく信じられない体験だった。

 

更に言うと三つ葉の天ぷらなんかも最高だった!というか余りのおいしさに衝撃を受けたほどだった。山菜というものを初めて味わえたかのように思う。今まではしなびたおいしくない葉っぱだったのが、山の幸(本物)と言えるほどのものを味わったのだから…。

 

食事の楽しみだとか苦手なモノ、なんとなく好きになれない味について、一度本物の高い味というものを知ることで一気に好きへと変わることがあると思う。それは好き嫌いせずに食べなさい!と叱るよりも何十倍と効果があると思う。とはいえ成長しなければわからない味なんかもあるからタイミング次第なんだろう。大人になってからは自分で本物の味について知らないと永遠に出会えないままになってしまう。

 

おわりに

自分の中の常識を打ち破るものと言ってもいいかもしれない。自分の中でそれが当たり前と思っているとなんの興味もわかないのだ。だから現状に対して不平も不満もない。だって何も変わらないと思っているから。今以上とか以下の物も何も知らないから。だからこそ強引にでも新しい外の評価を取り入れる意味でもスゴイ料理を食べるというのはそれだけで衝撃的だと思うのだ。

 

こういうのはささやかでも楽しみたい。例えばコンビニの新製品なんかも目がない。どことなく新製品と書いてあるとなんとなく買ってしまう。例え見た目がちっとも変っているように見えなくても、味の変化を楽しみたいなと思っているからだ。まんまと騙されるのも悪くはない。違いがわからなければそれはそれで騙されたと笑って、違いが分かれば自分の舌もちょっとは賢くなったなと笑う。そんな風に新しいものを楽しんで生きていきたいと思っている。