最近はあまり聞かれたことはないけれど、学校なんかではよく霊感やスピリチュアルなものを信じるかどうかは聞かれた気がする。年齢を重ねるにつれて答えはいろいろ変わっているけれど、現在のところの意見としては「あるかもしれないね」という感じである。ただ積極的な態度ではない。
人生で霊感と呼ばれるものを発揮したことはない。心霊スポット的な場所には近づきもしなかった。自分にはその手のものがないということで安心はしていたけれど、一応おばけだとかホラー的なものは大の苦手だ。うっかり金曜ロードショーで見てしまった「ファイナルデッドコースター」は人生で最大のトラウマである。二度と見たくない。
スピリチュアルなものはどうか、いわばポジティブな方面の風水だとか、金運だとかはいまいち実感もないのであまり信用はしていない。とはいえ神社に行くとスッと背筋が伸びるような気分になったりと積極的な否定はしない。ある程度自分の心持ちが大切だと思っている。運気を頼りにするのではなく、運気を上げる態度だとか姿勢を心がけることが大切というポリシーだ。
ご先祖様だとか守護霊的なものは…見たことがないのでなんとも…という感じである。できればそっとしておいてほしい。が、います!というのであればそうなんですかという感じである。なんていうかいようがいまいが、それに恥じないような生活態度を心がけたい。霊が~と持ち出して行うのはちょっと寄りかかってるようで自分は少し気が進まない。
魂だとかそういったものを積極的に否定する気はない。というか人生にはロマンチックな要素がないとつまらないと思っている。理系的にわりきってしまうことはできるかもしれない。とはいえ自分たちは偉大な先代の歩んできた歴史の上にいるわけで、そういったものに敬意を払う文化だと思えば納得できる。理屈や理論ではなく心がけや精神の在り方としてだ。
…ともあれ夏もそろそろ終わり納涼大会だとかホラー話もそろそろおしまいじゃないだろうか。今年はホラーだとかに触れる機会がなかったのでちょっと一安心。来年もそういった怖い話がないような一年がおくれるといいなあと思う。
おわりに
昔はお化け屋敷とかは得意…というかただ音に反応してびっくりするタイプだったのだけれど大人になってから全然ダメになってしまった。なんていうか想像力を働かせるようになってしまってからが本当にダメである。あっちから来るのか、こっちから来るのか…。不安でがたがた震えてしまう。
ホラーというのは人の想像から恐怖をじわりじわりとあぶっていくようなものだと思う。存在するのかしないのか、あいまいなところを巧みに責めてくるのがプロの仕事じゃないだろうか。…正直、文化祭でのお化け屋敷に試しに入ったとき、本格的過ぎてしばらく足が震えて歩けなかった思い出もある。成長して大丈夫になるものもあるけれど逆にダメになるものもあるんだなあと悟ったものである…。