かやのみ日記帳

読書の感想や思想を書いています!

秋の夜長に読みたい本

 

その質問に答えられるか

今週のお題は「読書の秋」ということで、秋の夜長に読みたい本についてらしい。夜長とは文字通り夜が長く感じられるということだが、たしかに最近は日が落ちるのが早くなって夜の時間が多い気もする。そろそろ「読書の秋」モードになってもいいころかもしれない。

 

まずは自分が今後ゆっくりと読みたい本について書いてみようと思う。それは「仕事は楽しいかね?」だ。

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

 実は一度すべて読み通しているのだけれど、なかなか自分の中に染みてこない。とても大切なことが何度も書かれているけれど、それを何度も読んで実践しないといけないなと思う。日々、いろんな失敗とか経験をするたびにもう一度読むことで勉強になる気がする。

 

近頃いろんな悩み事が急に増えてしまって困っていたので、ふと以前に買った本を読み返していた。そんな中でこの本に書かれていることは”試してみてもいいかもしれない”と思ったのだ。

 

この本は物語仕立てになっていて、ある日吹雪で空港に閉じ込められてしまったしがないサラリーマンと老人の話である。なんとなく薄暗く立ち込める鬱屈とした空気を老人・マックスがとんでもないほどの熱量でサラリーマンを炊きつける、そんなストーリーだ。

 

しかしこの本のタイトルには驚かされる。仕事は楽しいかね?と印字されたシャツでも着て街を歩けばきっとみな顔をゆがめてしまうに違いない。今もあるかわからないけど広告で「はたらいて、笑おう」というキャッチフレーズの物が出ていたが、あちらは個人的にはあまり好ましくないように思った。

togetter.com

キャッチフレーズから斜に構えて読むなら、はたらいてなぜ笑わなければならないのか、はたらかなければ笑うなということなのかなんて思ってしまったりする。それは日本人の働かざる者食うべからずな精神なんだろう。

 

そんな精神を持っているとふとした時に「仕事は楽しいかね?」なんて聞かれても答えられなくなる。仕事ってなんだろうか。たまにそんなことを考えて、自分なりに答えを探したくなるとこういう本が買いたくなるわけだ。

 

仕事に限ったものではない

仕事は楽しいかね?では実は仕事に限った話をしているのではないと思う。原題は THE MAX STRATEGYなわけで、特別仕事の戦略についてというわけでもないと思うからだ。老人・マックスが説いているのは極めてシンプルで本書の最初にも出てくるのだが「なんでも試そう」である。

 

この「なんでも試そう」は極めてシンプルで極めて難しいことも説明されている。人間はすぐに安定を求めて、そのうえでうまくいけば習慣に変化する。そうなれば変化は難しくなり、新しく試すことに及び腰になる。

 

毎日の習慣として新しいことを試そうとすることをマックスは薦めている。だからこれは何も仕事に限った話ではない。毎日をどのように過ごすかはだいたいは習慣になったことに基づく。だいたいは手を抜いて決まりきった対応などに終始しがちだ。毎日はあまり変化がないのが普通なのだろう。

 

けれども仕事は楽しいかね?という質問に自分で自信をもって言いたいのならば”毎日試すこと”が必要なのだろう。この本が売れているのはきっとタイトルのおかげでもあると思うが、それ以上に変化が苦手な日本人にとって苦い薬になっているからかもしれない。

 

おわりに

私信ですが最近ちょっと寒くなったせいかお腹を壊しやすくなってしまいました。食欲の秋ということで栗を大量に食べたせいかもしれません。そろそろあったかいお茶が良い加減の季節なのかもしれませんね…。

 

もともとあまり胃腸が強いほうではないので少しずつお腹をいたわるような生活に切り替えていかないとなあ…という感じです。みなさまも体調にはお気を付けください。