かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

内向的な自分の場合、ストレスは発散するのではなく和らげる、溶かすもの

 

ストレスは和らげる、溶かすもの

自分の場合ストレスが限界まで溜まるとちょっとやそっとじゃ発散できない。外に出て運動したりということはエネルギーを使い、人ごみにくらくらするからだ。内向的人間は家から出ずに静かに過ごすことでストレスを和らげる、溶かしていくという表現のほうが似合っているように思う。

 

内向的人間のストレスは身体中に突き刺さったトゲのようなモノだと思う。それでもって硬くてなかなか抜けないものだ。この状況の中もっと人と話そうとか外に出ようと言われようものならトゲがますます食い込んだりして痛んでしまう。神経があまりにも興奮しすぎて傷ついているようにすら感じる。神経を落ち着かせる必要がある。

 

そのためには何もせず布団に包まりながら小説を読んだりして過ごすのがいい。自分のストレスを和らげる、静める、溶かすのに一番効果があると思っている。布団に包まることで外から何も攻撃されないことを身体に教えて神経を暖め落ち着かせる。そして小説を読むことで自分の精神を現実から切り離して癒す。

 

小説をじっくりと読んでいると風景や人物、物語の舞台や作者の意図までしっかりと把握して世界観にどっぷりと浸かろうとする。そうすると現実での自分のことを意識しなくなる。まさしく忘我の境地、もしくは現実逃避である。物語に没頭すればするほど自分という意識を休ませることができる。

 

普段の自分の意識というのはあまりにもうるさい。あれこれ不安になったり予想外のことに動揺してあれこれ考えたり…。自分を批判したりする内側の声がしょっちゅう聞こえたりする。身体が疲れてくると精神もそれに引っ張られてあまりいい考えが浮かんでこない。

 

そうした時一日二日くらいずっと布団に籠って小説などに没頭すると本当に心が休まる。何も考えず物語に没頭することで自分のことを考えずに済む時間ができ、その分自分の心をある意味取り戻しやすくなる。なんだかしっかりと自分を眠らせて、夢を楽しんだ後戻ってくるような感覚なんだろうか。

 

おわりに

自分にとって小説はじっくりと現実逃避できる安上がりで最高の方法である。小説は文字情報だけだが、その分かなり圧縮され、読み手が全てを想像で補わなければならない。そうすると読み手の頭はその情報でいっぱいいっぱいになり、他のことは手につかなくなるはずだ。

 

これがアニメや映画、マンガだと目で見てさまざまな情報が入ってくる。耳からも入ってくるとなると脳であまり考えずに目で全てわかってしまうような感じがする。もちろん次どうなるんだろうとか視覚効果などで惹きこまれるときがある。

 

けれど基本はあまり考えずにだらっと見れてしまう。それはそれで気分を落ち着けるのにもよいかもしれない。が、自分は小説の情報量が多いことで脳を全部それに集中してじっくりと読み込むほうが好きだ。全部を小説に振り分けないと読み切れない、この没頭感がとっても好きなのだ。