かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

よくあるタスク管理術が苦手な理由と対策。あまり未来を見すぎないように心がける

 

タスク管理するとタスクが可視化されてつらい

自分はタスク管理が苦手で非常に困っているのだけれど、世間一般のタスク管理術を身に着けようとしてもどうにも長続きしない。よくあるのがタスクリストを作り、時間をあてはめて、上から順に優先度をつけてチェックマークみたいなものをつけるやつだ。

 

が、やってみるとなかなか大変で、よくあるのが割り込みの処理だろう。予定外の仕事が舞い込んできてしまったり、たまたま友人の誘いがのびのびしてしまったり…。そういったことが続くとなんだか自分のタスク管理が未熟なような気がしてみじめになる。自分はタスクを終えられないんじゃないかと。

 

もちろんタスク管理とは厳密に作った自分のタスクを完璧に終わらせることが目的なのではないと思う。一つ二つこなせなくても、他の物は非常に効率的に終わらせられるから良いものだと。タスクを可視化してどれぐらい残っているのかわかるから、自分にもよいプレッシャーが働くとか、もっとこなしてチェックをたくさんつけたいとか。

 

けれど自分はタスクが可視化されてしまうと「あとこんなにあるのか…」とか「まだまだ見えてないタスクありそう」とか「もっと細かく分割して…」となってしまいちょっと思考がマイナス面に傾いてしまう。タスク管理は未来の計画なのだから当然なのだが、悲観的になるためのツールではないはずだ。

 

なのでこれは自分の心の持ちようなのだとは思うが、苦手なものは苦手なのである。自分に仕事を課すということが苦手な人はいないだろうか。ただ、そもそもタスク管理がやりたいことは、タスクをこなすことを効率化することである。その方法はどんなものでもいいはずだ。

 

現在に集中することをもっとも大切にする

 タスクを効率的にこなすには、一つの作業に完璧にのめりこむことが重要だと思う。だから未来と過去について忘却できるようになるといい。今日はちっともタスクが捗っていないから頑張ろうとか、この先忙しくなる前に片付けようとか。今そのものに集中することが大切というのはフロー理論からである。

 フロー (英: Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。

フロー (心理学) - Wikipedia

 なので自分がよくやる方法は、今やっていることをそのまま書き出すという感じだ。まずは未来について不安に思うならそれをそのまま書く。未来について整理したいならそのように書く。ひと段落したら次にやろうと思うことを書く。それについてやりながら書く。続ける…。

 

そうすると面白いのはTwitterのタイムラインのようになるということだ。自分の思考が伸びていく。未来のことはすでに過去の自分が考えたという安心感があり、今は今のままで過ごせるようになる。過去にはさかのぼれるが未来についてはあまり考えなくていい。

 

タスク管理とは呼べない稚拙な方法かもしれないが、現代っぽさもほんの少しあるようななんだかローテクな発明のような気もする。勉強が苦手だけどSNSが好きな学生などに少しウケたりしないだろうか。自分で考えていることを気軽に出してみてひとまずタスク管理能力を少しずつ伸ばすなんてのもいいかもしれない。

 

タスク管理の基本はおそらく自分の頭で考えている不安や計画をしっかりとした形で外に出して保存し、脳を整理して空いたスペースを最大限有効活用するということなんじゃないかと思う。だから気軽に考えていることを外に書き出せるようにするといいと思う。