かやのみ日記帳

読書の感想や思想を書いています!

だいたいの問題はテクノロジーで解決するべき

 

やる気がないと批判する人

自分は人間としての性能があまり高くなくポンコツだと思っている。記憶だってあまり持たないし、頭がいいわけでもない。人よりも常識は知らないしニュースなどもあまり見ない。忘れ物はとても多いし時間管理なんてほとんどできやしない。

 

こういった問題に対して学校では「根性」「やる気の問題」という風に片付けられる。ということはポンコツ人間は普通の人間になるために”普通じゃない努力をしろ”というわけだ。そしてそういった努力ができない人間は差別されがちだ。

 

こういった偏見(?)に対して自分が思うのは人間ってそんなに完璧なの?ということである。というか人間、基礎スペックがめちゃめちゃ低いはずなのだ。野生動物が背伸びしてるだけに過ぎないと思っている。

 

人間は教育とかそういった社会的文化によって知識を得て、それによって工夫して生きている。だから文明が滅びれば今の人間らしい振る舞いは消滅する。一気に記憶力なども落ちていくだろう。言葉という記憶や感情を整理するのに便利なものがあるから人間は記憶能力の向上ができる。暗記術みたいなものだ。

 

だが人間の体そのものは成長しているのか?身長は500mにならないし、筋力量はゴリラにずっと劣る。人間は進化しているから今、こんな文明を創れているのか?そうは思わない。記憶力だって対して変化はしていないはずである。

 

人間が今の人間たりうるのはテクノロジーの進歩だと思っている。産業革命だとかそういう人間の知恵の総力の向上によって生活水準だとかそういったものが底上げされる。だから人間そのものが強くなったわけじゃない。

 

人間の強さはテクノロジー活用の強さ

そう考えると人間の強さとはテクノロジーを生み出す力とそれを利用する力によるものじゃないかと思う。記憶があまり大きくない人間はよりテクノロジーを使って記憶を補助できるようにする。寒さから身を守るのは身体の機能ではなくテクノロジーなんじゃないか。

 

という風に考えているから自分は「努力」「根性」「やる気がない」みたいな精神論で人間の能力向上を促そうとする教育は好きではない。人間の文明の成長が精神論で行われているならとっくに全ての人間が神様か仏様になってるはずだ。

 

そうじゃないならできるだけテクノロジーの補助を受けて次のステージにさっさと行ったほうがいい。それを嫌がるのは精神論がいかに尊いかというのを信じているからだろう。

 

いまさら電話番号を暗記する人はいない。そんな努力をしろという人はいない。それは無駄だとみんながわかっているからだ。なぜ無駄なのか?精神を鍛えるのにいいんじゃないか?そうすれば記憶力や根性が成長するんじゃないか?だが、そういうことを言う人に限ってやらない。

 

中途半端なのだ。きっとテクノロジーに依存をして楽をしている自分というのが受け入れられないのだ。が、そういった考えはそもそも人間たった一人なにもなければそこらへんの犬より頼りないと知ったほうがいい。テクノロジーの活用は人間のもっともすぐれた能力なのだからもっと活用することに肯定的になればいいと思う。

 

おわりに

なんか便利なものを使ってたりするとどんどんダメになるという人がいる。記憶力が落ちるという人もいる。そういう人にいいたいのは、覚えてなにかいいことがあるのか?ということ。人間はいつだって忘れるし、頭をぶつければ記憶だって飛んでしまう。そんなリスクの高いことをやる必要があるのか?

 

まあこれは言い過ぎかもしれないけど、自分という生き物、人間という生き物を信じすぎではないかと思う。人間とはすっごい弱い動物で記憶とかそういったものもたいしたことない。

 

だから人間には間違いなくテクノロジーの補助が必要なのだ。そうじゃなきゃ今の文明はとっくに滅びていたのだから。そのために言葉や文字が生まれた。覚えてればいいとかボディランゲージが絶滅すると古代にわめいていた人はいたのだろうか?

 

忘れ物が多ければ忘れないように思い起こさせるものを利用すればいいし、忘れ物なんてことがないようなものを作ればいい。人の顔と名前が覚えられないなら顔認識できるメガネでも作ればいい。メガネが嫌なら映画のようにコンタクトレンズ型の薄型のものを使えばいい。そうやって文明は進んできたのだろうから。

 

だから精神論で人間の努力を素晴らしいと扱うような風潮は好きじゃない。教育現場とかではもっと人間の努力ではなく、より柔軟にテクノロジーを活用することに寛容になってほしい。そうでなきゃ科学の発展が遅れてしまうのではないかと思う。人間がどういった生物なのか、なにが一番素晴らしい能力なのか間違ったことを教えていないだろうか。