ルミナスとは?
ルミナスとはPSP、PSVitaで発売されているパズルゲームです。上記リンクではiOS版、Android版のゲームもありました。有料版と無料版があるようです。知らなかった。 公式サイトではSEKAI NO OWARIのDragon Nightが流れ続けます。なんかオシャレな雰囲気な気がする?
特色としては音楽に力が入っていてムービー付きの背景が流れ、パズルの操作音や連鎖音、消去音などがステージごとに変わっていくのが特徴です。光の電飾パズルとあるように、デザインに凝っていて印象的な二パターンのブロックに目を奪われます。反面見づらいデザインの時は本当に辛い!だが好きなデザインはその10倍あるので、自分でセットリストを作ってエンドレスに遊ぶこともできる…はずです。
しかしUbisoftはいつのまにかいろいろ手を出してますね…。そんな大企業になるとは思いもよらなかった。EA Gamesの二番手くらいの印象だったのにいつのまにかパワーバランスが変わってしまっている。今は一番勢いがある会社じゃなかろうか。映画だって作っちゃったしね。ともあれルミナスの面白さについて語りたいと思う。
何が面白いのか?
ルールとしては非常に簡単で、同じ色のブロックを4つ四角形にできれば消滅になります。このゲームの面白い点はそこに猶予があることです。プレイ中常に左から右へと走査線のようなものが走っています。この走査線が来るまではブロックが消滅しないのです。なんでしょう、仮予約状態とでもいえばいいのか。
プレイ動画を見ていただくとわかるのですが、どんどん四角形を重ねることができます。そうして走査線が通ってすべてきれいにスゥーと消えていくのがとても気持ちいい。お掃除線といってもいいかもしれない。公式ではタイムラインというらしい。
さらに面白いのがお助けブロック。水晶のような核を持ったブロックを連鎖に組み込むと同色の隣り合っているブロックすべてを消すことができます!そうすると異色のものだけ残るので連鎖し放題という一石二鳥なシステムが非常に気持ちいい。
またテトリスなどのようにブロックの形が特殊ではなく、落ちてくるのは毎回ただの四角形です。このためパターンとしては…ええと10種類だけなのかな?ともかく非常に脳にストレスがたまりにくい。初心者でもモリモリ消すことができて楽しいゲームです。
ここまで非常にシンプルなゲーム構成なのにプレイヤーを心地よく楽しませてくれるのは間違いなく、音楽とSEと光のチカラです。小刻みに心地よい響きと連鎖を成すSEとBGMの良さ。そしてプレイ中のスキンの美しさ。ゲームシステムだけでなく、その周辺への細かい気遣いが素晴らしい相乗効果を成しているからこそ、音と光の電飾パズルと名乗れるのでしょう。
また対戦では互いの陣地を奪い合うシステムです。陣地が広ければ走査線が来るまでの猶予が長くなり連鎖をしやすくなるためますます有利に。毎回連鎖をコンスタントに出すのはかなり難しいです。
非常に上手な人のプレイムービー。なんていうかオシャレですよね、パズルが。たった二色なのが逆にデザイナーとしての腕の見せ所なのでしょうか。かなり様々なパターンが見て取れていい。サムネイルのトランプ柄はイケてますよね。
一番好きな音楽は?
間違いなくこれです。Stroll Around the World。このゲームを買って心底よかったと思った音楽といっても間違いない。この音楽を初めて聞いたときは鳥肌が立ちました。というのもパズルをやっている最中、後ろでこのMVが流れ続けるのです。
もう聞き始めから何か来てるなと感じさせるセンス。光のラインが左から右に流れるのはゲームシステムからで間違いないでしょう。後ろで英語歌詞が真っ黒に描かれているのを光が少し浮かび上がらせるセンス。サビで一気に開けてまるで世界が拡大していくかのような圧倒的な感覚。どんどん増えていく、連鎖していく光のライン。どこか繰り返しなのに一様ではない。
ただ光が織りなしているだけなのに、素晴らしく人間の感覚に訴えかけるような効果。プレイしているPSPの画面に引き込まれるかのようなセンスあふれるMVにくぎ付けでした。もちろん声も迫力がありすぎて素晴らしい。誰にも真似できないだろうと思わせる、これでなきゃだめだと感じさせる声にはもう…言葉もない。
ゲーム音楽にはハマることが多い。気に入ったゲームは特にサウンドトラックを買って聞くことが多いのだが、ルミナスだけは別だ。これはプレイして楽しまないとあまりにも損と思ってしまう。どうしても気になったりふとPSPが目に入ったときにやりこんでしまう。楽しんでしまう。シンプルなゲーム性はいつまでも自分を楽しませてくれる。