かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

見えないリスクとのトレードオフで得られるもの

 

リスクを認識できているか?

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上記記事についてちょっと気になって自問自答したので書いてみようと思う。別に批判記事ではないのでご注意を。(普通の道路で車がよく来るにも関わらず)わりとよく赤信号を無視する人を見るし、それに対して自分自身のスタンスを考えてみた。

 

車が当面こない赤信号を無視するのは安全だろうか。基本的には安全だろうと思われるが、それは自分の中の判断であることと、目には見えないリスクがあることを認識しておかないといけない。

 

信号を赤で渡ったとき、突如として車が来ていて回避できない可能性はどれくらいだろう。そのうえで車に対して甚大な被害をもたらし、そのうえヤクザの車だったら…。などなど。可能性は低いけど起こりうる可能性はある。けれど日常ではほとんど起きないものとして扱っている。

 

そういった可能性を自分で認識しつつ赤信号を渡るのならばいいんじゃないだろうか。ただどうも認識が甘い人とか急ぎすぎている人、天秤にかける重さを間違えてしまっている人もわりといるんじゃないだろうか。

 

認識が甘い人というのは過去の自分の経験からこの交差点には車が来ないと信じ、違う時間帯やイベントの日だったりするのを考慮せずにわたってしまう人だ。リスクの考慮漏れである。そこから生じる損害等についても考えていないので渡ってしまう。こういった人は一度経験しない限りは考えを変えることは少ないと思う。だって今まで安全だったからだ。

 

急ぎすぎている人というのは余裕がない人である。朝、どうしても間に合わない時についリスクを知りつつも先にすすむ人である。そこまでじゃなくても家になんとなく早く帰りたい、とか時間の無駄を常に省きたいと思っている人は信号を無視するだろう。危険よりも時間の節約を優先する人である。

 

人間だれしも直近のことは最も価値が高いので、時間の節約に心を囚われやすい。が、赤信号で待ってもせいぜい3分待たないくらいだろう。これをエスカレートさせると踏切を無理やり超えていく人になるんじゃないだろうか。自分の時間を節約したいがために待てない人である。自分の中の大丈夫ルールはわりと簡単に破ってしまえるから注意だ。

 

最期に天秤にかけるものの重さを間違えちゃってる人というのはずっとポケモンGoにハマりすぎてしまっている人みたいなものじゃないだろうか。すべての安全や待つ時間などをもったいなく感じ、赤信号だろうとなんだろうと心の向き先がスマートフォンになってしまっている。これはまあ、間違いなくどんなときも危険である。

 

赤信号を待たない人は何を得ているのだろうか。そのリスクと引き換えにどのような価値を得ているのだろうか。そしてそれは本人にとって十分つり合いがとれているのか。そもそも本人はその選択をしたことを認識できているのだろうか。そんなところが問題なんじゃないかと思う。

 

おわりに

赤信号を待つか待たないかで真っ先に思い出すのは2chのテンプレである。まあこのコピペをなんとなく覚えていると赤信号を無視してひかれたらすっごいカッコ悪いな…という気分になる。それにしても子供の前では悪影響になるからやめてほしいのも確かにだ。

20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 12:52:37.21 ID:W+GYVttw0
交通量の少ない交差点で赤信号の横断歩道を渡ろうとしたら 
園児を連れて散歩中の保母さん(結構かわいい)に 
「影響を与えるので子供たちが見ている前で信号無視しないでください」 
って言われたとき、ちょっとアウトローな時間に追われるビジネスマンぶって子供たちに 
「ボク達、ルールを守ってるだけじゃこの世界は生きていけないんだぜ」 
ってかっこつけて去ろうとしたら軽トラに轢かれた


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/20(水) 13:03:36.12 id:GCEP1fiQO
>>20 
結果的には良い教訓になったな

【爆笑】オチが秀逸なコピペ【2ちゃんねる】 - NAVER まとめ

まああんまり病的にルールに縛られてなおかつ他人に強制して説教までしようとするのはやりすぎだけど、リスクをきちんと認識しておかないといけないとは思う。そのうえで自分が想像できないリスクがある、というところまで考慮しないといけないんじゃないだろうか。