かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

寒い日の温かいお茶の美味しさを知る

 

体が欲しがる温かい飲み物

今日はほとほと疲れた…と帰宅する中でふとコンビニの温かいお茶が目に入った。普段温かいお茶なんて買わないのだけれど、なんとなく体が欲しているようにも感じた。無駄な出費だからと家に帰っても良かったのだが、たまには温かいものを飲みつつ帰宅するのも風情がありそうだと買ってみた。

 

学生時代は帰宅するときも親の目があるようにも思い買い食いなどはしなかった。その反動からか大人になってからは買い食いをひそかに楽しんでいる。周りの人が寒そうに帰るなかで温かいお茶をずずっと飲むのはなかなか乙なものだった。

 

なによりも最初のひとくちがあまりにおいしかったのである。疲れていたからなのか、味わったことがないくらいにおいしかった。お茶が美味しくておかわりした経験は人生の中であまりないのだが、今日に限ってはおいしくってぐびぐび飲んでしまった。

 

コンビニで売ってる普通のお茶で、味はマイルドで濃くはない。どちらかというと薄味気味なのだが、それがするりと疲れた体に入ってくる。万人受けというべきか。疲れているときはなんでもうまいし、寒いときの温かいものは格別だと身にしみて感じた。

 

しかしまあ、お茶も一気には飲めない。お腹がたぷたぷしてしまう。半分くらい飲んでしばらくして、もう一度飲んでみるとそこまでおいしくない。先程の旨味はどこかに飛んでいってしまったようにすら感じる。でもこれはきっと体が満足したからなんだろうなあとも思った。

 

というかお茶はそこまでたくさん飲むものでもないなと考え直した。大きくたって240mlくらいで二杯はきついだろう。そう考えると半分飲んで美味しく感じたのは適量だったわけだ。体がお茶のおいしい量を知っていたというわけなのだなあ、なんてしみじみ面白がりながら家に帰った。