かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

10+2年後の未来の想像。

 

情報量の増大

10年後の未来はどうなっているだろう。10年後は2028年、+2すれば2030年だ。ほんの少し先に未来があるような気がしてならない。今後10年経ったとき未来はどう変わっているのだろうか。自分なりに想像をしてみた。

 

10年前の2008年に現在の2018年が正確に予測できた人はいないだろう。ただ間違いなく2008年から続いてきた着実な技術的進歩が2018年を作っていると確信はできる。

 

2008年代はPS3が発売して2年くらいだったらしい。当初のモデルは20GB/80GB のHDDだったようだ。現代じゃ全然少ないと感じてしまうのだから時間の流れは恐ろしい。PSPも2004年の年末発売なのでだいたい3年くらいしか経っておらず、バリバリの現役だったころだ。

 

なんとなく当時はメモリースティックの価格の下落振りを見て技術の進歩を感じていた。32MBがいくらだったかは覚えてないが、その時と同じ価格で徐々に64,128,256..と2倍ずつ増えていったのを覚えている。256MBが出たころにはなんだか笑えるなあと思っていたけれど2018年じゃ256GBのSDカードが15000円で買えてしまう…。microSDだよね?HDDじゃないよね…?もうよくわからない。

 

ともかくとして今後10年でHDD、いやもうSSDだろうが、記憶容量と速度はより劇的に成長するのだろう。単位が一つ繰り上がり、テラバイトは当たり前。ちなみに次のケタはペタバイトらしい。その次はエクサバイト。エクサバイトチップなんての出ておかしくはないのだろう。その前に量子チップは…さすがにでないか。

 

しかし2030年、そんなに人類は保存したい情報があるのだろうか。VRモデルや3Dプリンタ、AR技術などが一般化する時代になれば娯楽情報が二次元から三次元へと増えることを見込めば十分にありえそうだ。

 

生体情報の拡大

次により成長していそうだなと思うのは生体情報だ。かねてから自分はすべての人間文化だとかは人間の機能拡張を夢見てきたのではないかと思っている。電話の発明は人間の声と耳の機能をどこまでも遠くまで、時間の際限なく拡張した。スマートフォンなどはそれを小型化・携帯化を推し進めた。今では立派な依存症扱いだ。

 

以前に融けるデザインという本を読んだけれど、どんどん技術が発展するにつれインターフェースが人間自身に近づいているということが書かれていた。人間にあたかも溶け込むようなデザイン。人間の手の延長のように動作するデバイスたち。

 

そこから思い浮かぶのは、技術が進歩すればするほど人間への親和性が高まり、そして融合していくプロセスである。スマートウォッチはすでに心拍数や睡眠を測れるようになった。中には皮膚に貼り付け、タトゥーのような外見で動作する電子回路もある。

 

またアメリカの会社では体内にマイクロチップを埋め込んで認証を行うものもでてきた。生体認証はさらに便利になるだろう。iPhoneXの顔認証もそうだと思う。指紋、静脈、虹彩…。

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しかしここまでくると本当に面白い。自らの肉体を認証に使うわけだが…。もし仮に3Dプリンタで肉体の複製などができるようになったらいったいどうするのか。自分の体の情報がバレないようにしなければならないのか?肉体を自ら書き換えることができたら。自分の体のハッキングを行う時代が来るのだろうか。それはさすがに10年では無理だろうが、未来は想像するとゾクゾクする。

 

ともかくとして10年経てばより機械が自分の体へと近づいてくるだろう。30年前は机の動かない置物だったパソコンが、もはや依存症と言えるくらいに手放せない、一日の大半を電子画面を見て過ごすようになった現代は本当に面白い。

 

最近は目の情報もだんだんと電子化が進んできているのではないか。VRyoutuberが2017年話題だったが、要するに視覚で得られる情報を置き換えている。電子の世界の情報を現実と錯覚できる時代。

 

また現実に電子世界を出現させることもできるようになってきている。どちらも互いに近づいてるような、ギャップを埋めようとしている印象を受ける。将来はもっともっと現実世界にありふれたものになるだろうなと思う。もはや実現はしているなら後はコストの問題だからだ。利用者が増えればコストも下がっていくはずだ。

 

だいぶ自分の願望も入っているけれども、ぜひとも人間の機能をより電子的に再現できるようになって欲しいと思っている。筋肉や感覚へのフィードバック。リラックスのための脳波を自動で調整させるとか。人間の機能を機械が外部からコントロールできるようになる時代が来てほしい。

 

言うならば目覚ましなどの超高機能版だ。目をさますのに今は音、振動、電気ショック(!)があるならば、脳波を間接的にいじくるものが出てもおかしくはない。まあやりすぎると何十時間も働ける(気持ちになれる)恐ろしい奴隷装置になるとは思うが、似たような研究はすでに米軍でなされているわけで…。

 

AIネイティブの誕生

AIはもっと盛り上がるだろうなと思う。情報が集まれば集まるほど強くなるのがAIなわけで、情報をより多く収集できるようになるのだから今後も成長は続くだろう。

 

このあとに来る時代はどんなものか?それはスマートフォンのネイティブがいるようにAIネイティブが生まれるのだろうと思う。タッチパネルが当然のごとくあり、情報とSNSに囲まれた世代から、人間の機能をすべてサポートしうる存在が必ず傍にいるというネイティブな存在。

 

SNSが当たり前にある時代に生まれた世代には個人情報とかネチケットが身についていないという懸念が多くなされている。(ネチケットって通じるだろうか?)同じようにAIに対する恐怖心などを感じず利用するのが当たり前の世代の誕生だ。

 

自分はネイティブではないから、AIが自分の生活の隅々まで知ることには恐怖を感じる。Amazonで買った買い物内容をAIが学び、家に帰ると「これを買ったほうがいい」などとオススメされたり、生体情報をもとに外出中に気温上昇と体温上昇、発汗を検知し、水を買うように道案内してくれる。その位置などはすべてGPSで補足され続ける。

 

そんな個人情報まるごと丸見えな未来に恐怖に感じるが、そう感じないネイティブな世代は段違いの処理能力と生活水準を手に入れられるのだろうなとも思う。自分自身の最良のベストパートナーを育てるようなものだろう。アニメな世界だが…、今後はAIがすみずみまで個人個人に合わせて成長するんじゃないかと思う。

 

おわりに

とまあ、自分なりに未来の想像をしてみた。正直なところスケールが小さいような気もする。自分が上げたものは”とても頑張れば”現代でも実現しうる技術だと思う。

 

なんていうか未来は怖いなあと感じるのはきっと変化が怖いからだ。もちろんセキュリティだとかそういったものに対する普通の恐怖はある。その恐怖と変化に対する恐怖は分けないといけないかもしれないが、区別は難しいと思う。