かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

反省文

 

そういえば学生時代はあまりトラブルを起こさなかったので反省文を書かなかった。
ほんの少しだけ残念なような気もするし、見なくてよかった気もする。
卒業式に今までの反省文をプレゼントされたりしたらすごいつらそうだ。
でもまあ文章を書くことは嫌いでないから罰にはならなかっただろう。

文章を書くのが好きというか、得意だと認識したのはおそらく成功体験のせいだ。
学校の授業や宿題で早めに作文を仕上げると暇な時間ができる。
それが優越感だったのだ。なにごともささっとやってゆっくり過ごすのが好きだった。
まあそそっかしいので点数はあまり高くはないのがダメなところだったが。

ともかく自分にとっては文章をササッと書いて埋めると得すると学んだのだ。
だから中学、高校となるべく早く自分の考えを埋めるスキルを磨いた。
適当でも何でもいいし、きれいにまとめなくていい。
自分の意見が最初と最後が違っていてもいい。
タイトルと違っていてもいい。

とにかく書くこと、書いて調整することが好きだった。
これはあまり先生からは評判が良くなかったことはよく覚えている。
もっと添削しろとかテーマや考えを絞ってから書けと。

けれども子供だった自分は5分くらいで書いて7割とれてればOKであると思っていた。
満点を目指して時間を思い切り削ったところで先生を感動させるだけである。
それに自分の書きたいと思えるテーマでもないなら頑張るだけ損だ。
そんなふうにテストの意味を完全に無駄にし、自分の欲を最優先していた。

今では反省している…
という文章を書いてこれを学生時代の反省文としたいと思う。
自主的に書く反省文も悪くない。
原稿用紙2枚には届かないくらいだが、まあちょうどよいだろう。