かやのみ日記帳

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VRChatで日本人はホントに閉鎖的なのか?

 

本当に閉鎖的なのかを考える

VRChatで日本人はよく閉鎖的に過ごしていると言われる。

 

Publicと呼ばれる場所でプレイするならば世界中の誰でも気軽に入れる。

Friend という制限をつけると、Friendしか自由に入れなくなる。

Invite にすると入りたいというメッセージを送れるが、承認されないと入れない。

 

日本人はPublicに少なく、Friend、Inviteなどの環境にしかいないという話だ。

これは本当なんだろうか。そしてなぜなのか。

一つの理由としてよく言われるのは、Publicは危ないという話だ。

こちらは歴史的な経緯もあるし、ある程度はしょうがないと思う。

一時期ハッキングやアブナイ人たちで溢れかえったことがあったのだ。

 

また、純粋に日本語ができる人たちだけと交流したいというのもあるかもしれない。

別にPublicじゃなくても話せるし、なんとなく一人でいたいときもある。

そういう理由で日本人は閉鎖的と言われるのか。

 

自分はそれだけではないのでは?と少し思う。

 

ハイレベル・アマチュアたち

日本ではVTuberとして活動している人がわりと多い。

そしてVTuber予備軍の人、Twitterで精力的に活動する人。

VRChatを技術的にナニカする人、研究する人、新しい組織を作る人。

VRをやっていない人向けに発信する人、すごいイベントを開催する人。

 

こういった個人だが影響力、発信力の高い人がそれなりに多くVRChatにいる。

それぞれがチャネルを作り、フォロワーがいて、コラボして…。

なんというか一大文化圏のようになっている。

 

日本独特の同人文化、人と人との繋がり方なのか。

それともTwitterのようなSNS的な繋がり方をしているのか。

日本はアマチュアのレベルが平均的に高いとよく言われる。

それぞれが良質なコンテンツとして機能する可能性が高い。

 

それで問題になるのは、有名な人には人が非常に集まりやすいということだ。

例えばワールド製作者やアバター製作者などなど。Vtuberでもいい。

あの人がInしている!ぜひ会いたい!そういう人がたくさんいる。

この数が非常に多いのは素直に素晴らしく良いことなのだと思う。

 

が、問題なのはPublicでそれが起きてしまうと阿鼻叫喚になる。

例えばPublicの場でゆるーく5,6人で喋っていたとしよう。

有名な人がそっと人目を偲んで(?)入ってくる。おお珍しい、と思う。

 

VRChatにはFriendとして登録した人はIn状況、どこにいるかがすぐにわかる。

またすぐにその人の場所にJoinすることができる。

Publicなワールドに入っていることがわかったら、行くのはすごく簡単だ。

 

さて、さらにFriendにもFriendがいる。有名人のFriendも有名人なのはよくある。

その第二の有名人にとても会いたいという人も当然いるだろう。

また、有名人のFriendの有名人…がたくさん集まれば夢の突発コラボとなる。

 

さて、おわかりだろう。あっという間にねずみ算的に人が増えていってしまう。

当初は閑散としていたPublicの世界。

それが一瞬で有名人たちを中心とした突発コラボ会場と化す。

まあ路上か公園で友達と話していたら突如EXILEがやってくるようなものだ。

またたく間にファンたち同士でも拡散され、人だかりが発生する。

 

たぶん技術が想定できなかった文化

さらに問題なのは空間が激重になることだ。

ワールドにはそれぞれ人数制限があるが、最大まですぐに膨れ上がる。

するとグラフィックボードの弱い人から脱落していく。もしくは逃げ出す。

そして新しい人が新規に突入して…を繰り返す。

一向に人は減らず、むしろますます重くなる。

 

重くなると会話も身動きも取れなくなってきて大変な事態になる。

もはやパニック状態だ。

まともな話など吹き飛び「重い」「たすけて」がむなしく響く。

 

とまあ、こんな感じで有名人などはPublicに降り立つと一瞬ですごいことになる。

もちろんたまに補足されずに平和に過ごせたりもする。

が、基本はVRChatの性質と有名人が多すぎると結構大変なことになりがちだ。

 

これは誰が悪いとかそういう問題ではない。

言ってしまえば、たぶん技術が文化に追いついていない。ただそれだけだ。

日本の溢れ出る同人的な情熱を受け止められるほどの環境が用意されていない。

だから自分はみんな、必然的にFriend、Inviteに閉鎖されていくのだろうと思う。

 

でもPublicで活動していただけるのは新しいファンや文化交流としてもいい。

ぜひやってほしいとは思う。が、それに技術が追いついていないのか。

それとも何か環境が足りないのか、時期が早すぎるのか。

今はまだ、閉鎖的であることが自然に行われていく時代なのかもしれない。

 

おわりに

こうなってくると実はバーチャルキャストとかそういう配信系のものと変わらない。

配信系のアプリがどれだけ耐えられるかわからない。

だがある程度特化しているし、今後も耐えられるように成長していくだろう。

 

一方でVRChatはどうだろう。あまり海外の人も想定できてはいないのではないか。

日本人自身もどうしてこうなっているのか、わかっていない気がする。

配信系アプリは異様なまでの人気だ。

 

なんとなく日本人は閉鎖的という訳ではないと思う。

日本の同人文化として、やりたいこととして、形態としてそれを選んだのではないか。

選んだのか、選ばざるをえなかったのか。

 

タイトルの自分としての推測の答えはこうだ。

たぶんVRChatで日本人は閉鎖的だけど、そこまで強くは望んでいないだろうと。

むしろホントはオープンでいたいのだけれども、それにはナニカが足りないのだ。

 

まあ…ホント日本はVRChatへの進化、適応が早すぎる。

そのせいで開発とか言葉とか理解が追いついていないんじゃないのだろうか。