かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

組み合わせで実現される未来

 

進化

 

 

最近、AIが作成する二次元の女の子の画像がすごいと話題になっていた。

togetter.com

またVR界隈でもカスタムキャストがすごいと話題に。

ある程度パラメータを決めて、髪の毛の長さや体格などをもとにアレンジできる。

組み合わせをもとにたくさんのオリジナルが生み出せる。

 

AIが作成する画像はすごいが、3Dにはまだ早いというのは確かにあると思う。

だがいったいあと何年で自動で3D化されてしまうんだろう?

未来永劫不可能なのか?いや、たぶんそんなことはないだろう。

 

先程のまとめでは2015くらいから自動生成の試みが始まったように見える。

が、最初の研究はもっと基礎的な小さな組み合わせから始まっただろう。

それが仮に2000年からちょっとずつ進化したと考える。

とすると、ここまで来るのにかかったのはだいたい20年といったところか。

 

またAIによる自動彩色も話題になったりもした。

Paints ChainerはPrefferd Networks と Pixivが提携して提供されている。

さてPixivといえばVRoidである。

VRoidでは自分で髪の毛などの編集が自在にできる。

https://www.preferred-networks.jp/ja/tag/paintschainer

将来的な見通しがないわけじゃないだろう。

 

広がっていく土壌

立体モデリングの際は一般に正面の図、側面の図、背面の図を用意して作成される。

これらをもとにして空間の位置を人間が少しずつ合わせながら作成していく。

 

これについてふと、数年前に見かけたことを思い出した。

 

あらためて調べてみたら2016年頃の話だった。

個人なのか研究者なのかわからないが、一般にもこういった技術は浸透し始めている。

個人がディープラーニングを利用して画像認識したりできる時代だ。

 

もちろんこれが的はずれかもしれないが、裾野が広くなっていると思う。

これらの知識やツールが一般化し、さらに技術が進化するスピードが上がっている。

クラウドの資源を使うことで高いGPU資源を所有するコストを抑えられたりもする。

すでに生まれる土壌は用意されつつあるんじゃないだろうか。

 

あるアニメがある。それらを全話取り込んだり、設定資料集を読み込ませる。

前、後ろ、横、斜め。それらのキャラクターの画像をすべて整理する。

それらをもとに推定の3Dを作成する。

その後、ある程度体型などのパラメータを連続的に変化させられる素体を準備。

髪型などをブロックに分け、簡易的なパーツを数値的に調整して組み合わせる。

存在しない小物なども、もとの画像が十分あれば作れる。

 

これらは人間がやっている工程の自動化だ。

自分たちも実は膨大な経験などから脳内で3Dモデルを作ったりしている。

それらをより正確に、よりたくさんの知識で、より早く、より大量に生成する。

それぞれ元になった特徴を受け継ぎ、改変し、ランダムなスパイスを取り入れる。

あたかも文化の精製プロセスのようにも見えてしまう。

 

 

おわりに

ただ衝動のままに書いてしまったような文章になってしまった。

カスタムキャストが人気なのはパーツの豊富さじゃないかと思う。

質が高く、自由度が両立している。

利用者はますますパーツバンクを増やしてほしいと願う。

その一部のパーツバンクが徐々に自動生成できるようになったら。

 

www.moguravr.com

VRoidで作成したアバターを漫画にする。

ある意味で三次元から二次元への変換だ。

これらが相互に変換できるようになったら。自動生産されたら。

 

i.meet-i.com

現実でスキャニングしたものが手軽に扱えて、それらがクラウドに蓄積されたら。

 

gigazine.net

衣服業界が本腰をいれてARに参戦し、モデリング業界にも殴り込んできたら。

 

AI、VR、AR、MR… なにかもう、技術の進歩とこれから先がどうなるのか。

2020年までにはいったいどれだけのことが実現されてしまうんだろう。

今、この2018年は技術転換点までのどのあたりなのか。

そんなことを考えずにはいられない。