かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

路傍の石

 

最近自分の使っている言葉がわりと間違っていることに気づいた。

今回は路傍の石

文字を読めば、道の端に落ちている石。

取るに足らないもの、みたいに使いたくなる言葉だ。

でもこれは全然違う。

 

路傍の石は文学作品。内容は紆余曲折の人生を送りながら最終的に成功する。

路傍の石』(ろぼうのいし)は、山本有三の代表的な小説である。1937年に『朝日新聞』に連載、翌1938年に『主婦の友』に「新篇」として連載された。しかし、当時の時代背景の影響(検閲など)もあり、1940年に山本は断筆を決意、最終的には未完に終わった。 

路傍の石 - Wikipedia

文学碑も残っている。

  • 太平山栃木市)「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら 人間生まれてきたかいが ないじゃないか」(『路傍の石』より)

山本有三 - Wikipedia

 時代に飲まれながらも懸命に生きる、よくある石の一つ。

そんなイメージか。これは慣用句ではない。

ちゃんと本を読んで使ったほうがいいだろう。

が、なかなかいいタイトルでつい使いたくなる。