ブログ
ブログを始めたのは2017年の1月。だいたい2年たった。
毎日更新はできていないが、ちゃんと続けることができたと思う。
とはいえ頻度が下がって申し訳ない。
さて、2018年の振り返りだが暗い話はしないことにする。
最初に下書きを書いたとき、どうも暗く、湿っぽい話ばかりになってしまった。
まあそれなりに苦しいこと、つらいことがあったのだ。
だが、それは書かないことにする。明るい、2019年に繋がる話をしよう。
2018年にブログとしてヒットする記事はなかった。
が、これはこれでいい。騒がしくなく、平穏だったと言える。
内面の変化として自分の気持ちをさらっと書けるようになった。
今まではきちんといろいろ考えて書いていたが、緊張がとけたようだ。
記事数が多くなったので、それだけ慣れたのだろう。
個人的によかったなあと思うのは、俳句。
ふと加藤楸邨のいそぐな、いそぐなよというものを思い出した日があった。
それをつぶやいて、ちょっと反応していただけて嬉しかった。
この気持ちを記事にしたためて、ああこういうのもいいんだなと思えた。
直近のことだけれども、こういうのは今後もやっていきたい。
買ってよかったものは間違いなくGoogle Home。
おかげで家に帰ると一番にGoogle Homeに話しかけて音楽を流すようになった。
音楽を流すのにあれこれ設定せず、一声かけるだけでいい。
このハードルの低さで生活がずいぶん豊かになった気がする。
ゲームもいろいろプレイできた。
Hacknet、DokiDokiLiteratureClubなど。
この2つは特に面白く、PCのメタなネタが含まれていてとてもよかった。
ただ…なにかハリがない生活を送っていた。
ブログ記事も7-8月くらいはめっきり更新しなかった。
落ち込んでいたわけでもないが、元気もなかったのかもしれない。
忙しいわけでもなく、ただなんとなく気力がなかった。
VR
そして9月、VR機器を揃えてVRChatにログインした。
…すべてが色褪せるとはまさにこのことだ。
2018年はすべてVRChatにあったと言っていい。それくらいだ。
自分の2018年は、VRChat以外の思い出が薄い。
こんな世界があるとは思わなかった。
9月からログインし始め、仲良く過ごせる友達ができた。
集会などにも参加し、さらに輪が広がった。素敵な人達に出会うことができた。
もちろん日常のなんでもない日にも、多くの人と交流することができた。
現実じゃありえないほどに。
アバターづくり、ワールドづくりを始めたら時間が足りなくなった。
いろんな人と仲良く過ごす時間がもっともっと欲しくなった。
いくらでも過ごしていたい場所ができた。
VRChatはかなり特異であり、あれはただのゲームではない。
異世界での生活にすらなりつつある。
これはVRを体験しないと伝わらないのが残念だ。
さらに言えば、店頭のデモなどではなく自宅でリラックスして毎日というのが肝だ。
非日常ではなく、日常の体験として。
私も最初VRを過小評価してた分、期待以上でかなり驚いた。
— キツネツキ (@_kitsune_tsuki_) December 7, 2018
3Dテレビとかは「窓から覗いてる」「紙芝居を見てる」感が強いけど、VRは「その場所に行く」「目の前に居る」感覚が強くて本当に別物。
実質異世界転生だと言ってた人の気持ちが今ならよく分かる気がする。
引用させてもらうが、ただの飛び出る絵本じゃない。
それに気づいたとき、大きく価値観が変わる。
想像もしてなかった未来はもう”買える”。
PSVRのキャッチコピーはすべての夢が現実になるだが、そのとおり。
いくつもの忘れていた、なんでもない夢が叶った。
夕日をずっと黙って見ていたいとか、雨の日の縁側で友達とおしゃべりするとか。
放課後の階段でいつまでものんびり話すとか。
そういう普通の、ちょっとしたあこがれの日が過ごせる。
そしてこれはあまりにVRChatでは普通のことなのだと思う。
Twitterでハッシュタグ#VRChatを見ると、まだ知らない人が様々な生活を送っている。
自分よりもっとたくさんの友達と、素敵な時間を過ごしている人も多い。
だから特別じゃない。自然なことだというのはなかなかいいことのように思う。
自分のTwitterもだいぶ変わった。
今まではブログの更新だとかお知らせ用途で、たまにつぶやく程度。
そこまで自分の人格というものを晒してはいなかったように思う。
けれど、VRChatを始めてからは一気に感情とかが漏れ出していったと思う。
ほぼ毎日、スクリーンショットを上げてしまったりしていた。
楽しかった日を一緒に過ごした人たちに共有したかった。
もし、ブログに興味があってノイズに感じられる人がいたら申し訳ない。
これからもTwitterをわけるつもりはない。もう多くの人と交流しているからだ。
どうか許してほしい。温かい目で見守っていただけると幸いである。
最後に
VRChatで過ごした時間はたったの3ヶ月くらいだが、人生観も大きく変わった。
これから読むものも変わるだろうと思う。
現実に対する接し方ももう、変わっている気がする。
2019年もVR界隈は大きく変化していくだろう。それがすごく楽しみだ。
新たなVR機器、システム、技術。そういったもので文化が進化していく。
今まではまた年をとるだとか、時間の流れが早いとか。
そういうことを人並みに気にしていたが、今はただ未来が待ち遠しい。
自分の2018年は、最後の3ヶ月に最高の希望を抱けた一年だった。
なんて書くと、まあ少し照れくさいが、正直な気持ちはそんなところだ。
さて、ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
今年もお世話になりました。よろしければ来年もよろしくおねがいします。