かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

人は時間とともに過ごす生き物

 

人は時間とともに過ごすしかない生き物だとつくづく思う時がある。
例えば苦しいことがあったとき、悲しいことがあったとき。
そういうときの気持ちは二年前の大きな喜びでは相殺されないのだ。
昨日がすこぶるいい一日だったからと言って、今日が駄目ならそういう気分になる。

これはとても悲しいことだ。
じゃあ今ばかりの幸せを追い求め続けるべきなのか?そうではないだろう。
積み重ねてきたもの、やってきたことを信じることが大事だと思う。
そして自分の理性でもって、過去と現在をつないで平均化する。
この一ヶ月はどうだったか、一年はどうだったか。去年よりマシだったか?

悲しみも苦しみも一瞬のようで、長引くように感じる。
それはずっとひきずりやすいからだろう。幸せよりもずっと長続きしてしまいがちだ。
幸せを不幸の補填に使うわけじゃないが、できればトータルでの長い幸せを得たい。
瞬間を見つめすぎず、おおらかな人間になりたいものだ。
なにごとも一日にしてならず。