かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

心は強くなんかない

 

某狩猟ゲームをやっていて、そもそも自然というのは理不尽だなと思う。
ゲームのデザインが面白くて、恐竜みたいな大きいやつに武器と身一つで戦っていく。
ダメージはかなり理不尽だし、回復速度も遅い。ゲームのバランスとしてどうなのか?
やってみて慣れるとわかってくる。そもそも恐竜と人間が戦うことに無理があると。

強い武器とか防具を作ってもうっかりするとすぐに死んでしまう。
無理は禁物で事前に準備したり道具を整えて、なるべく怪我しないように頑張った方がいい。
巨大な人間がそもそも相手できないようなものに、立ち向かうにはどうしたらいいのか。
人間自身が進化しないシステムになっているのも面白い。
たとえ成長しても微々たる進歩でしかないのだろう。

自分は強大な敵で、こんなゲームデザインだとああ自然て理不尽だなと納得してしまう。
危ないなあ、逃げたいなあと思いつつ戦っている。

そうやってだらだらゲームをやって思うのは、心って全然強くないよなと。
心は鍛えられない。強くもならないし、弱くもならないと思う。
体力ゲージとか、栄養が足りていない、睡眠不足。そういうものが響く。
周囲の環境もそうだし、自分にあっていない状態、健康でないとダメージを継続的に受ける。

ストレスがもしも恐竜みたいな形をしていたらみんな逃げるだろう。
職場のあまりにもパワハラが過ぎる人の与えるダメージ。
それは穏やかそうに外見が見えても、心には巨大な恐竜に吠えられるようなダメージになるかもしれない。

そうやって視覚化できたのなら、無理に戦ってもしょうがない。
そもそも倒せない可能性が高いし、自分で無理せずに周囲と協力した方がいい。
または環境とか法律とか搦め手で直接自分で頑張らない方がいい。
そんなことをゲームをやりながら真面目に考えたりしていた。