かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

なんてことない普通の日のこと

 

最近ある人のpodcastを聞いているのだけれど、とても心地いい。
不定期でやっているみたいだが、毎回の更新を心待ちにしている。
内容は直近であったことが中心で、ほのぼのした内容だ。
BGMもよくて、話していて本人が朗らかで楽しそうでいい。
日記みたいな放送でまったりと聞ける。


ブログと違った形式で味があっていいなと思う。
選んだ話のネタが明るいものでとてもいい。楽しそうな声はこちらも楽しくなる。

podcastは話題をきちんと選ばないと難しいだろうなと思う。
自分はこういう放送がしたいという意思がなければできないだろう。
こっそりやっているようなので、こちらもこっそり感想を書かせてもらう。
できれば長く続けてほしいと願っている。
今日は少し元気がなかったのだけれど、この放送を聞けて本当に元気がもらえた。


昔にpodcastを聞いてもあんまりハマらなかっただろうなと思う。
またか、と思うかもれしれないけれどやっぱりVRChatの影響が大きい。

VRChatをやっていない人はアバターとか世界の綺麗さ、遊びに注目されると思う。
だが、一番は人柄の良さ、周囲の居心地の良さが大事じゃないだろうか。
じゃなきゃ長居できず、話も弾まない。一回きりで終わってしまう。

長く話していたいな、居心地がいいなと思えることが大事であり、
そのあとにアバターやワールドのよさが引き立つ。
お気に入りのカフェに一人でのんびり過ごすのもいい。
同じように気の合う友人たちとのんびり過ごせる場所で過ごせるならますますいい。


一方で難しいのはたくさんの人に囲まれていると話すタイミングも掴みづらいことだ。
話す内容も場全体になりがちで、一番注意を引かれる話題がメインになってしまう。
例えば可愛い新規のアバターが出ればその話題ばかりになる。
意外と一対一で話す機会が少ないのがVRChatだと思う。
周囲の人と仲良く話しているのに自分と深い話題を一対一で、とは切り出しにくい。
それを望まないこともあるだろう。


この人の話もっと聞きたいなと思うことが少なくない。
Twitterでもいいのだけれども、まとまった考えはやはりTwitterには向かない。
なのでブログとか文章が苦手ならpodcastでもいいなと思う。
見て知って、感想も言いたいことがあるのだけれどもなかなか伝えられない。


自分は多くのVRChatプレイヤーの方々のファンだ。熱心すぎるほどではないが…。
いろんな人々のファンだ。一度会っただけの人もいる。でも素敵な人たちだ。
世界を作ったり、声で人々を和ませたり、クリエイターとしてマルチに活動したり。

そういう人たちが落ち込んでいたりすると、励ましたくなる。
だけど自分はファンの一人。
支えられる立場じゃないんだな、小さな声でしかないと思ってしまうときがある。


なるほどこういう気持ちでアイドルのファン等は真摯に活動しているのかと気づいた。
今まで自分はアイドルのおっかけみたいなことはしたことがなかった。
心情についても文章はたまに目にするけれど、大袈裟なんじゃないかと思っていた。
でも自分がそういう立場になってみると、案外とても切ないものだなと思う。


どれだけ応援してもファンであること。
ファンにしかできないことといえば聞こえはいいけれど、
ファンだから歩めない距離がある。

わきまえるべき線がある。
見守って、ただ当たり前のようにファンとして活動しなきゃいけないときがある。
どうしても届かない、響かない悲しい感想と応援の声がある。


ただただファンであることは幸せなことだけじゃない。
もしかすると葛藤の中にあるのかもしれない。
真剣な人もきっと中にはいるんだろう。その大きさは人それぞれだ。
そういう人たちが泣きながらアイドルを祝福したりするんだろうな、と理解できた。
その気持ちが欠片ほど本人に伝わらないと知りつつも自分で満足できる人たち。


学ぼうと理解しようと思えば、いろんなことに思いを巡らせることができる。
いいなと思うこともあれば、ちょっぴり切ないこともある。
なんてことない普通の日々だ。
それが音だけだろうと、仮想世界の話がベースだろうと、得られるものにきっと変わりはない。
そんななんてことない、オチもない話をつらつらと。