かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

だしいなりは普通のいなりとは全然違うジャンル

 

 珍しそうな、いなりずしが新しく店舗を出すということで行ってみた。値段は見てなかったのだけど、4個入りで1200円くらい。わお、一個300円。高級いなりは食べたことがなかったので、うーんどうかな?と思っていた。ブランド料かな?と。

 

 まあたかがいなりずし、そんなに並ぶ物好きもいないだろうと思ったら大行列。こりゃあ困った。もしかすると列に並んでいるから買うというミーハー効果かな?と思った。が、食べたあとで言わせてもらうならこれは実力である。

 

 持ち帰りで買ってみたのだが、箱が異様に豪華でびっくりする。ほほう、まあ4個を豪華に見せてるのかな?持ってみるとちょっとやわらかい。そして底はちゃんとプラスチックで保護され、滲み出たダシを保護しているようだ。すごいダシがひったひたである。どうやら十二分に漬け込んでるらしい。つゆだくである。

 

 いなりずしはつゆだくがお好きだろうか?自分はとても好き。味が濃いほうがお好きだろうか?砂糖は?うーん、ちょっぴりさっぱりのほうがいいかな。だとすればだしいなりずし、おすすめです。

 

 まず、食べた瞬間に驚愕する!おお、これは…たぶんおでんのジャンル!!

 

 …はい。思ったのは普通のいなりずしではなく、もち入り巾着。おでんの汁がたっぷりはいったアレである。あれが好きな人なら最高でしょう。ご飯はちょっぴり少なめだが、なんだかすごいもちもちしている。

 

 しかもダシをたっぷり吸っている。だがしかし、ご飯をむき出しにせずにきっちり最後まで皮が包み込んでいる。この包み具合が舌でわかってしまう、ていねいさ。皮は厚め。よくご飯を多めにして皮がうすいいなりがあるが、高いものはやはり違う。

 

 この値段である理由もわかった。これはよく味わって食べてほしい、他とは違う機会の食べ物だということ。気軽に買わずに、期待して買ってほしい。それだけのものがある。一個100円とかで立ち食いすべきものなんかじゃない。ゆっくり、お茶とセットで優雅に食べるべきだ。

 

 4個で大満足。ちょっと飽きてきたかな、というところで終えられる。ぜひ2つくらいで満足してシェアすると話が弾むんじゃないだろうか。これ、いなり寿司じゃない気がする。でもとてもおいしい。