かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

20000文字の意味

深夜一時に書き始めると翌日がつらくなるのだが、どうしても書きたかった。

VRChatにまつわる技術書を書いているのだけど、文字数20000字に到達した。一つ山を登ったなと言う感じ。別に何文字書けばいいとか悪いとかそういうのはない。だけど一つのことについて、丁寧に書いて20000文字は大きい。

 

一方でいろいろ作る側になって苦しむことも増えた。一つはこれを書く意味はあるのかと、自分に問いかけずにはいられないこと。誰も読まなければ意味はない。長ったらしいのは嫌われる。さりとて、かんたんに書いても伝わらない。誰に伝えたいのか考えなきゃ意味がない。

でも推敲にも時間が必要だ。たくさん書くより短く削るほうが難しい。勢いで20000字埋めるのと20万字を削って2万字にするのは全く違う。

 

それだけ頑張っても時間を費やしても意味がないときもある。苦しいものだ。VRChatではものを作って売る人も数多くいる。そして、同様に苦しんでいるつぶやきをよく見かける。自分がいいと思うものを作って、現実に苦しんで、それでも作るしかないと頑張る。

 

書いたり、作ったり。ブログを書いていたときはこんなに苦しくなったことはなかった。自分の考えていることや気持ちを書くだけなら全然楽だ。誰も読んでくれなくてもよかった。日記帳として、自分の気持ちの整理として、文章力を鍛えるとか言い訳がいっぱいあった。

 

でも誰かのために、いつかなにかの役に立てば、ほんの少しでも勇気の足しになれば。そんなふうに思いながら作ると、やっぱり苦しい。重たいだけかもしれない、おかしいのかもしれない、伝わらないのかもしれない、伝える意味すらないのかもしれない。

それでも、それでもと作ってきた人たちがいるんだろう。そうじゃなく楽しいからと演る人もいるし、今でも頑張ってる人もいる。諦めた人も大勢いるんだろう。

 

そんなふうに理性で考えつつ、心は疲れている。ちゃんと寝て、ゆっくり休んで、追い詰めすぎずにやっていくしかない。愚痴もあんまり言えずでつらかった、言ってしまえば本当はそんなところ…。あれも、これも…いっぱいやりたい。苦しいものだ。

この苦しさもやっぱり伝わらないものだろう。