エゴ

最近とか近頃だとか、そういう言葉でブログを始めたくなる病がまだ治っていない。作文を書くときに困るのと似ている気がする。きっと書き始めたあとで削ってあげると本文とうまく混じってくれるのかもしれない。

VRChatで過ごす時間が増えて、いろいろとものづくり入門みたいなことをやっている。モデリングソフトでクッション作ってみたり、建物っぽいものを考えたり、照明をどうすればいいのか悩んだり。

嬉しいことだと思うけれど、やりたいことが非常に多くなってきた。今までの自分は家に帰って仕事の勉強しなきゃなあ、でも面倒だとごろごろしたりゲームして過ごしていた。それはそれで幸せだったが…

今は3Dモデリングのことをもっと知りたいし、絵、テクスチャ、照明、風景画…まだまだたくさん知りたい、試したい世界がある。どれから手を付けたらいいか、順番はどうしたものかと困っている。おかげで休日も勉強三昧だ。ゲームをやりたくても、やる暇がないくらい楽しく学んでいる。

けれど自分のエゴをどう扱うか、それが大きい問題な気がしてきた。エゴというのは、こうあるべきだとか、不評だとわかっていながら自分の好きなこと、やりたいことを押し通すこと。

プロとして仕事をしているわけでもないので、個人で作っているならば自分の好きを押し通すべきだとよく聞く。モチベーションが下がるし、万人受けを目指すならプロがそこをすでに開拓している以上は歯が立たない。納得できる理論だと思った。

一方であまり言い訳しすぎてもつらいなあというところ。世間にそっぽ向いて意地になっているなら、あんまりよろしくない。万人受けしそうだとわかっていて、プロとぶつかりそうだと逃げたくなる。そこで評価されるとぼろぼろになると知っているから。

だから自分のエゴを理由に最初から言い訳する。これは勉強だから、これは自分の好きだから。純粋にその理由ならばいいけれど、自分を厳しく振り返ると逃げだったなと思う。難しそうだし、なんか媚びているような気もしていて嫌だった。

まだまだ未熟だ。これからも方針がぶれる気がしている。自分の好きに作ってもいいけれど、なにかが嫌で逃げて作るとあまりいいことにはならないなと気づいた。難しいことだ。