かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

Bloodborneやってみた。中毒性高くて面白い。

 

SEKIROを無事にクリアすることができたので、今度は同じフロムソフトウェアのBloodborneに挑戦してみた。SEKIROをなんとかクリアしたし、こっちもできるかもしれない!と。ちなみに中古屋で2000円だった。この金額なら序盤で心くじけても痛くはない金額である。The Bestが出ていて新品でもお買い得。DLCも今なら半額セール中らしい。

 

甘かった

序盤で心がくじけるほど何十回も死に、とうとうゲームを序盤からやり直すという羽目になった。やっぱりゲーム性がまったくわかってなかった。敵から受けるダメージ量が異様に高く、あっさり回復薬が尽きて死ぬ。

このゲーム、回復薬は変えたり20個も最大持てるのだが回復が間に合わないレベルの通常攻撃の連打によってHPが一瞬で尽きて死ぬ。回復薬がとうとうゼロになり、なにをしたらいいのかもうわからなくなってキャラクリエイトから一度出直した。つらかった。

このゲームまさかの防御がないのである。避けるしかない。攻撃をあててひるませるしかない。今までのゲームとは違う…SEKIROとも全然違うのでまったく経験が役に立たない。何十回も死んで大変につらい気持ちになった。

 

ゲームシステムを理解する

さて、あまりにも死にすぎたので攻略サイトをみたりYoutubeのプレイ動画をたくさん見て勉強をする。このゲームの場合、敵を倒すと血が手に入る。血はお金でもあり、経験値でもある。なので物を売ってレベルアップも可能なのである。もちろん道中の雑魚を何度も何度も倒すとレベルアップが可能になるし、回復薬もドロップする。

実はこのゲームは敵をたくさん倒して、経験値を大量に手に入れてレベルアップするのがまさしく正道なのである。ここに最初気づけていなかった。SEKIRO脳になっていたのであった。

つまり苦しくなったらザコ敵を何度も何度も飽きることなく倒して経験値を手に入れたほうがいいのである。物理をあげて殴る。無理せず距離とって一体ずつ倒す。冷静にしっかり攻略すればステージを進めることができる。

どんな能力値を上げても防御力が自動で1向上するようになっているので、つらくなったらとってもとってもレベルアップすれば楽になる。じわじわレベル上げの効果が効くようになっている。

なので序盤のザコ敵を倒して回るマラソンルートみたいなのを20週ぐらいひたすら2-3時間くらい頑張った。レベルが10くらいあげるとようやく序盤から先に進む勇気が湧いてきた。ひたすら死ぬのが怖くてたまらなかった。

 

ホラーアンドサイコ、クトゥルフ的な世界

ゲームの難しさ、その2はホラーアンドサイコな世界であることだ。ぶっちゃけ敵が異様な形をしてることが多いし、配置がいやらしい。結構びっくりすることも多く、画面が暗くて困る。おまけに強いし、気持ち悪い。なので精神をゴリゴリ削られる。

わりとシナリオの背景が濃厚で、説明が非常に少ないので調べたほうが個人的にはストレスが少なく済みそうだと感じた。上位者がどうたらとか啓蒙とか、謎単語が多いが、クトゥルフ的な人類よりも遥かにヤバい神っぽい異常なアレに関する知識とか実験しまくって降臨しちゃった、みたいな感じだと思っている。

暗くて怖いし、異形ばっかりなので深夜寝る前にプレイすると悪夢に囚われそう。

 

中毒性

まず武器アクションが初期の装備の時点でかっこいい。中二病心をくすぐる。武器が変形してショート版、ロング版に変形できる。じゃきん!と効果音がなって伸びるのである。これがもうカッコいいので、これだけでご飯が食べられる。嫌いな人はいない。

ゲーム性については周回のプレイすらできる仕様らしく、上手い人がRTAのように頑張ると2-3時間ぐらいでできるらしい。ともあれレベルアップと武器強化で敵をさくさく倒せるようになるのが快感である。

このゲームの難しいアクションである、銃で敵の攻撃前の始動を潰すとカウンター攻撃で大ダメージが取れるという仕様も面白い。これは必ずしも敵の近くで当てる必要がないのが特に良い。つまり相手の攻撃範囲外に抜け出したあとタイミングを合わせて銃撃する、格闘ゲームの「置き」当てみたいなのができると気持ちいい。

ボス戦はもう…苦戦はするものの何度も何回も出るものでもないので回復薬をガブガブしてレベル上げてアイテム使って殴り殺せば勝てる。道中の雑魚などをサクサク倒して道を進んでいくことが楽しいし、レベル上げがやはり楽しいゲームだ。

 

おわりに

このゲーム中毒性が高く、レベル上げが非常に楽しい。強くなって道中の敵を薙ぎ払えると嬉しい。さくさく敵を倒す快感がある。だが、時間があっという間に溶ける。経験値が血なので「もっと…もっと血を…」と危ない人間になってしまう。ゲーム中では「血に酔う」とか言われてるので、ゲーム性によってプレイヤーがそうなってしまうデザインになってる気がする。

フロムソフトウェアのSEKIROとBloodborneをやってみたわけだが、2つとも従来のゲームとは違う不要なものを削りきって尖らせたゲームデザインだなあと思う。足して面白くするのではなく、普通いるだろう、便利な機能を根こそぎ削ることでプレイヤーに強制する面白さがある。

SEKIROの場合は基本的に攻撃力や防御力、武器、スタミナなどのRPG的パラメータはほぼない。一方Bloodboroneは防御という大事なものがない。普通のゲームと比較すると際立つ。

Bloodborneはストーリーも非常に濃厚で、そしてとても凄惨的で救いがない。残酷な物語で、猟奇的、狂気的要素が含まれ、オカルトでもあり、退廃的中世感が非常に強く出ている。グラフィックがきれいだ。化け物の異常なまでのこだわり抜いた気持ち悪いデザインも含めて、熱狂的なファンがいる理由がわかる気がする。

 

 

追記

30時間かかってレベル100ぐらいでなんとか本編をクリアした。大変だった…。