キャラクターの塗り入門教室という本をもとに下絵は描かずに色だけ塗ってみた。
教本のサンプルがあるので、自力で塗ったあと手本と見比べるというのが容易だった。
実は毎回下絵以下の時点で挫折していたので(hitokaku、ポーズマニアックスで挫折)
これが人生初のアニメ塗り経験で、あー塗り絵ってそもそも楽しい…と思った。
今思ったが塗り絵を新しい趣味にしたほうが自分の人生にプラスかもしれない。
練習として上手い人のPixiv絵をコピーして、外部に公開せず、下絵抽出して塗りを真似するとか。
ともあれ人生初でもいろいろ学ぶことができて面白かったので備忘録兼感想として。
絵はだいたい筆で描かれている
たぶん上手い人とか絵を描いてる人からするとあったりまえなんでしょうけど。
自分にとっては結構これだけでもなるほどなあ…と思えることだった。
例えば服のシワ、影などをよーく見てみると…筆特有の入り、抜きが見て取れる。
ざっくりと描いた絵やハイライト、細かな部分などをよく見ると特徴が出ている。
参考にした本を読んでて困ったのは、いったいこれどう描いたんだ?ということ。
なんか影がひし形で太めにぴしっと入っていて、いやこれどう描くの…??状態。
どうしてこういう形になったのか、理由や根拠がない。
まあ一筆ごとには書けないと思うが…。
最初の頃はもう影の付け方とかまったくわからん!のでお手本を重ねながら描いた。
だがお手本を重ねて描いてもしんどいのである。結構面積大きいし、形も謎。
小さい筆でちまちまと境界をくくって、中を大きい筆で塗りつぶしていた。
…これが間違いだった!というのに気づくのは終盤らへん。
だんだんめんどくさいなー、もう太い筆で一気にごまかそーとやって初めて気づいた。
あ、こういう影ってでかい筆でざくっと描けば出るじゃんと。あれっ、なぞれる。
ということで、気づいたときに本当にびっくりした。
実は筆の入りと抜きを見ればどういう方向で描いたかがわかる!
そして、絵というのはだいたいが筆で描かれていて、それらの組み合わせでできてる。
なのでよーーく観察するとどの筆で、太さで、方向で組み合わせて描かれたかわかる。
そうすると、実は世の中の絵が同様に筆で、重ねて描かれていることがわかった。
イラストを見る目が変わった、というのは初心者の驕りだろうか。
あと細かい部分は大きく描いて縮小すればごまかせる。けど…なぜか注目されがちな顔、目、髪部分は全然サボれない。人間の習性…。影の形はぼかせば…どうなんだろう?ともあれ、たぶん絵描きの人は細かく拡大されるの嫌なのではないだろうか。
イラストの塗りだけでもやってみるとすっごい面白く、見る目が変わってよかった。
そして…お手本があるにも関わらずに塗るのに2週間ぐらいだらだらかかり、最終的にこの間の日曜日の午後を5時間ぐらい潰すほど大変だとは思わなかった…。イラストって大変。世の中すごいなあと思った。