きっかけ
きっかけはマリオ35。Vtuberの方々が実況して流行っていた。
自分もニンテンドーオンライン加入者なら無料なのでやったが、惨敗。
けれど無料だったし、大勢でわちゃわちゃするのが面白かった。
そして、もっと手軽なテトリスで99人でバトルするゲームがあると知った。
こちらも無料配信。テトリスはルールも知ってるし、そんな厳しくないはず。
そんな気持ちでやってみた。が、修羅の世界が待ち受けていたのであった。
はじめたのは10月。2020年までになんとか1位になれないかと思った。
およそ2ヶ月くらい総プレイ時間75時間で12月13日に目標達成できた。
テトリス99やってみたらマリオよりも遥かに修羅の国でびびりました。
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年10月6日
ええ、瞬殺されましたとも。冗談じゃねえ…
やったああああああああああああああ
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年12月13日
人生初テト1!!!!!
#Tetris99 #Tetris #NintendoSwitch pic.twitter.com/2cFExNLWrd
シンプルな楽しさ
テトリスはもっとも有名なゲームだろうし、やったことがない人はほぼいないだろう。
今更この古くからあるゲームをやるモチベーション、楽しさはなにか知りたかった。
個人的に感じたのは、梱包に使われるプチプチを永遠と潰すのに似ている楽しさ。
非常に単純なルールと、音と反応についつい夢中になってしまう。
テトリスは横のラインがそろえば消える。カチャカチャ回して、ズドンと落とす。
音と反応が楽しくていっぱい消したくなる。きれいに崩していく楽しさがある。
この基本的な楽しさに夢中になっているので、対戦に負けても全然気にならない。
昔格闘ゲームが嫌になってやめたことがあるけれどテトリスでは悔しくない。
人に対して怒ったり全然しない。ブロックを交換しあっているだけな気分。
時限爆弾をあわててあちこちパスしているような感覚だろうか?
こっちこないでー!助けて!という気持ちでプレイしている。
実は誰もが似たような気持ちじゃないだろうか。
基礎ルールを知ると強くなれた
さて、初回プレイしてボロ負けしてから基本を学ぶことにした。
まずは7種1巡の法則。ブロックの出現順はランダムではないらしい。知らなかった。
同じ形のブロックが次々に3回以上でることは絶対にない。
あとは平積み、3個以上縦に穴をあけてはいけないということ。
これ、実はテトリスには3個以上まっすぐに縦にのびるものがないのだ。
L、Jの形になっているので先がひっかかってしまう。となると縦棒ブロックしかない。
貴重な縦棒ブロックはほしいときに全然来ないので、なるべく平らにする。
ここまで知っただけでもだいたい50位くらいまでは到達したのだが、その先が難しい。
CPUと組み手
CPU戦で初めてテト1...対人も頑張ろう pic.twitter.com/EjpG6s8z9N
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年10月26日
はじめてからどれくらいだったか、なんと課金してオフラインモードを解禁。
CPUと戦って練習をすることにした。ここらへんでTスピンと開幕テンプレを覚える。
Tスピンはまったく直感的でない、複雑なルールの消し方だ。
たった2ラインで4ライン送れる。コツを覚えて組めればピンチのときに使える。
ただそれをオンラインで対人しているときに落ち着いてできるのか?
それが無理だったので課金して練習することにした。
ちなみになぜCPUと戦うのかと問われてとっさに答えたのが「CPUは怒らないから」だったのはちょっとした迷言だと思う。
人間じゃない相手だから気軽に試せるという心理的なところが大事だった。
人間の壁
Tスピンと開幕テンプレをだいたい覚えたのに対人では全然勝てずに困っていた。
そんな中アドバイスをいただき、REN、つまりコンボを組めば強いと教えてもらった。
コンボしている間は攻撃を受けづらく、攻撃にも転用できる強さがあると。
そこで4列RENを覚えてみた。これにより中盤での安定性が増し、お邪魔消しにも大いに役立った。そして、RENの強さを知ったことで順位が徐々に向上。
ちゃくちゃくと10位圏内に入ることが増えてきた。だが、それでもなかなか厳しい。
世の中には無限4列RENゲームなる便利なものがあるんだな…こういうとき歴史の長いゲームは攻略も豊富でよい…
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年11月28日
無限4列RENゲームはなかなかおもしろかった。
スティック誤爆事件
あー。もうSwitchのコントローラーヘタったかも。
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年12月9日
ハードドロップが2連続で入って誤爆する…。
これはもうかなり厳しい…。
2ヶ月くらいテトリスをやっていたらなんとスティックがヘタった。
ハードドロップというブロックを高速で置くとき上に入れるのだが、それが誤爆する。
1回上に入れただけなのに2回いれたことになる、自動で上に入るなど。
かなり深刻なダメージになり買い替えなども検討した。
が、ボタン配置を変えることで解決した。
かなり長い時間やったな…と実感するできごとだった。
このボタン配置を切り替えたおかげで置きミスがかなり低減され、非常に良かった。
これが勝利の鍵の一つだったと思う。
階段状にとりあえず積む
最近は階段状に積み上げるメリットがわかった
— かやのみちゃ🍡 (@kayanomicha) 2020年12月10日
そこそこRENをつなぎやすいのね
迎撃したあとも平積み、堀りにもよいし強い
意識としてなんとなく片側に寄せて積もうとするだけでよいのも楽
なかなか勝てない日々が続いていたのだけど、またアドバイスをいただいた。
実は階段状にすると結構強いのだと。これ、聞いたときはよくわからなかった。
だが、実際にやってみたらすごく安定したのである。
どういうことなのかというと、悩みが減る分安定するという感じだと思う。
平たくつもうとすると結構悩む。でこぼこしがちだからだ。
一方端っこにながいやつを寄せるように組むのは意外とそこそこ簡単にできる。
そこから攻撃が来たら低い方から高い方へとちょっとずつ寄りつつ崩せばいい。
片側がストックのようになっていて自然とコンボに繋がりやすくなる。
積み直しも楽で、自然と4列RENの形にも繋げやすい。非常に有利な地形だった。
このおかげでようやくテト1、テトリス99での1位を取ることができた。
基本にして奥義、NEXTをちゃんと見る
勝てないなーとTwitterでつぶやいたらアドバイスを貰った。NEXTを見ようと。
これは基本にして奥義だなと思う。
テトリス99は基礎ルールがかなり有利というか知ると得するようにできていると思う。
次に落ちてくるブロックを示すNEXTは6個表示される。7種1巡を知っていれば便利。
このNEXTをよく見てブロックを詰めるようになると、テトリスは将棋のような感じに似てくると思う。3手詰め消し、5手詰め消しなど。だんだんと予測して次の一手を打てるようになる。
これができれば非常に強いのはわかるのだが、なかなか焦っていたり、目先のことばかり場当たり的に崩してしまう。もっと強く安定して勝つためにはNEXTを見て未来の地形を作った上で積んでいくことが大事だなと思う。
今後はこういった技術を磨いていきたい。
感想
楽しく過ごすことができたと思う。Switchで稲作ゲーム、サクナヒメを買ったのに放置しているし、ほかのゲームも積んだままだ。ひたすらテトリス漬けだった。
それは勝ちたいからというよりも、もっとうまくなりたい、もっときれいに消したい、もっと連鎖をつなげたい。そういう純粋な技術磨きをしたかったから。
もちろん終盤勝てる!というときの緊張感を克服するとか、そういう精神的な部分もあった。実際何度も勝てる機会を緊張でのがしてしまったことがある。けど、なんとか乗り越えて1位になることができた。
もちろん1位になったのは偶然だったと思う。対戦相手の人が譲ってくれたのかもしれない。けどまあ1位は1位だ。よい対戦だったと思う。自分も諦めず、相手も諦めず頑張りあった結果だったはずだ。
正直パズルゲームが苦手で、2020年に達成できなければ諦めようと思っていた。CPU相手に勝ったのだからもういいじゃないかと。でも諦めたくない気持ちもあった。
もうちょっとで手が届くと思ってがんばれてよかったと思う。
2020年最後によい目標を達成できた。夢中でゲームができて楽しかった。
テトリスは楽しい。これからもちょくちょくプレイして楽しみたい。
新しい趣味が見つかってうれしい。
もう一つ、最後に。テトリスを知っている人は大勢いて上手い人もいっぱいいる。
そんな人達からいろんなアドバイスを貰ったりプレイを見てもらえたりした。
ここで感謝を。一つ一つが勉強になり、力になりました。
なにより、テトリスという話題でお話したりできて嬉しかったです。
テトリス楽しいですよね!その楽しさが十分に自分にもよくわかることができました。
ありがとうございました。