かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

VRChat1700時間目

 

VRChatをはじめて1700時間経ったので、気づいたことなどを。
もう時間など正直どうでもよくなってはいるが、節目があるのはいいことだ。

Public今昔

昔VRChatの初心者だった、2018年の9月頃。あのころの自分はPublicにしかいなかった。今では逆で、全然Publicにはいない。Publicにいても誰かに話しかけることができない。

どうしてかと考えて、コミュニケーション能力が落ちたかな、と思っていたけど違う。
もともとなかったのだ。最初期だから親切な人が多かっただけだ。もしくは初心者に優しくしてくれていただけだ。

 

他にもいろいろ考えた。ワールド自体の広さが関係しているのではないか。現在Publicで人気のあるConnect Stationはたまり場が散逸している(デザインからそういう意図があると思う。ミラーが複数あったりするので)

1619Hzはミラー前が一番のたまり場だった。ファンタジー集会所はミラーがないが、狭いワールドのため、交流しやすかったと思う。パフォーマーや笑えるアバターの人が中心になって輪を崩してくれたりする。

 

ワールドの特性による影響も多少はあると思う。でも、たぶんこれは思い出補正だ。
ちゃんと思い出せば誰とも喋れずにインスタンスを飛び飛びしていたこともある。
人が少ないから、時間帯がよくないからとなにもせずにログアウトしたこともある。

昔のなにもなかった思い出は圧縮される。濃い、楽しい思い出だけが残っている。
だから昔はよかった、昔はもっと話しかけて交流できたなんて錯覚してしまう。
勘違いだ。今もきっと話しかけ続けたり、Publicに居続ければ交流できるだろう。

2年間、結構長くいると思う。いなくなった人もいる。そんな中で思い出が美化されがちだ。厄介な先入観を持っていることを自覚して、他の人に愚痴ったりすることがないようにしたい。

 

SNSと進捗文化

VRChatとSNSは正直切っても切れない関係だと思う。まあTwitterだ。
アバターの告知、素敵なワールドの紹介、ためになるBlenderの小技、Unityの技術解説など。ほかにもフレンドさんの素敵な写真などが流れてくる。

また、創作している人たちは進捗を上げたり、こまめに参考情報をあげてくれる。
だから自分も進捗だとか完成画像とかをあげなきゃならないと思っていた。

これはたぶん絵描きの人とかによくある進捗上げたり、絵をアップロードしないと忘れられてしまうとかいう危機感にも似ていたと思う。ある種の承認欲求か。

 

自分は進捗や作成したものに関するツイートを基本的にもうやめている。
目立った進捗があるわけじゃないし、反応があったりなかったりに疲れた。

上達したいという気持ちはある。うまく作りたい気持ちもある。
けれど、その気持ちを満たすためにTwitterを使う必要は必ずしもない。
進捗画像を絶えずあげるとか、そういうことをする必要はたぶんない。そう気づいた。

たぶんお絵かき界隈にあるデッサンとか模写理論にも似ているんじゃないだろうか。
絵を描いている身分ではないのでなんとも言えないけれど、いくつか見てみた限りだと「まず楽しく描いたほうがいい、続けることに注力しよう」というのが大半だった。
これは初心者へのアドバイスだと思うが、自分も同じだ。まだまだ初心者。

 

結局誰かに見られるとか見てもらうとか、それよりもくもくと好きで作っていたほうがいいんだろう。好きでい続けて、作り続けるほうがよっぽど難しい。
たぶん好きであり続けることに寄与することをしたほうがいい。

もしも作るのが好きだけれど、Twitterでの反応が気になり始めたら、Twitterから離れたほうがいいんだろう。Twitterが自分の好きを助けてくれるならいいけれど、そうじゃないときもある。

Twitterは義務じゃないので、○○しなきゃ、とか思ったらちゃんと気付けるようにしたい。別にやらなくてもいいじゃないかと。自分がちょっとでも無理していると感じるならしないほうがいい。

 

 おわりに

VRChatでのことについては、VRにおけるインタラクションだとかについて多くは書いていないと思う。もちろんVRは大好きだ。何十万とかけても後悔しないくらいには。
でもそこで過ごす人たち、創作物、創作に立ち向かう人々のほうがずっと魅力的だ。

だからVRChatで長く、好きでい続けたいからこそ時々こうやって節目に気づいたことを書いて、立ち止まって振り返りたい。好きなことを嫌いになってしまうようなことをしていないか。なにか間違ったことをして不快にさせていないかどうか、とか。

自分のことは気づきづらい。なにか直したほうがいいこととかがあればこっそり教えてほしい。でもみんないい人で遠慮しがちなので、自分で気づく努力も怠らないようにしたい。

 

あと余談だけれど最近のPCはとっても優秀なのでWiFiが切れたことに気づかないことがある。オフラインなのにオンラインのように振る舞ってくれてすごいなーと思う。
…記事を投稿する前にはWiFiなど、ネットワークがちゃんとついていることに気をつけよう。じゃないと書き直す羽目になる。