かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

アンリアルライフ感想

ネタバレありなのでこれからやる人は注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンリアルライフのプレイ時間は6-7時間くらいだった。
で、感想としては…なんというか今風なのかなと。そのわりにUIやシステムのギミックが古い…なぜ。

 

アンリアルライフのシステム面に感じたのは往年の脱出ゲームの不親切さだ。
プレイヤーが注意して画面の隅々までクリックしないと先に進めないつらさがある。
まあそこまで細かくはやらなくていいのだが、ストーリーで苦戦するのはだいたいそういうのだった。

 

なんだかなーと思う。あまり好きなシステムではない。嬉しくないからだ。
開発者的には見つけたら嬉しい、びっくりな要素として組み込んでいるのかもしれないが…プレイヤーからするとなんでここなの!というストレス要素である。まあそれでもいいけど…
まさか2021年にこの手のひっかけゲームに出会うとは思わなかった。

 

またアイテムの仕組みについても同様。組み合わせるとかがないのでまだマシだが。
引っかかるタイミングがいくつかあって困った。昔のゲームではあるあるで、懐かしい理不尽さを味わえたが。

 

キャラクターと背景のドット絵は文句なしに良い。べらぼうによい。
まず設定のしゃべる信号機ってだけで最高だと思う。モノの過去を読み取れる設定というのもよかったが…

 

もうちょっと活かせてもよかったんじゃないかなと思う。信号機くんはホントに良い子なので、それはよかったけど。というかストーリーとして一番良かったのは信号機くんである。いいやつだった。ペンギンもネズミもマリモもね。

 

背景は海といい電車といい、ノスタルジー全開でとてもよい。これがもっと続いていればなあ…。なんかこう…エモい設定を地に足つけようとしてノスタルジーさが薄れてしまったというか…

もったいない。もったいない気持ちになる。こうした物語の創作者ではないので何を言ってるんだってなるんですが。

 

肝心のストーリーだけどだいたいオチが見えてしまっていてそのとおりに落ちましたね、という感じ。で、演出がなんといいますか…正直往年の携帯小説を思い出した。あー。という感じで少し冷めた目で見てしまった。
背景とかドット絵でエモいのに微妙なホラー演出が携帯小説感。

 

ちょっと手の凝ったフラッシュゲームホラーじみたのが拭えない感じがつらかった。もったいない…。でもこういう味付けでスマホゲーとしてそこそこのお値段で出せば売れるんだろうなという気もする。若い人向けな味付けなんだろうな、自分はターゲットではないんだろうなと悟る感じだった。


よかったとは思うけどもったいない。オチについてもうーん、ちょいと無理がある感じだけど…まあそのほうがいいですよねというぐらいの感じ。うーん。そんな感じでした。