たいしたことを書けるわけじゃないが、自分が知りたかったことを書く。
撤退ラインは先に決めて守ること
過酷な状況に陥ると思考の幅が狭まる。そして目の前の仕事を片付けることに全力を尽くすことになる。これをサバイバルモードと呼ぶ。サバイバルモードの思考では残業上等、土日返上、勉強詰め、遊ぶ暇ゼロでも使命感で進んでいくことになる。
きっついなーと思ってても周りの人もそうだし、自分だけが特別でない…と自分で逃げ道を塞いでいく。セルフ背水の陣。で、新社会人には後ろ盾がない。せっかくの新卒カードを捨てるわけにはいかない。就職も大変だったし、社会人一年目頑張るぞ!と。
だが、一年目は一番きついと思う。覚えること多いし、先輩という人柄も不明だ。だれについていけばわからない環境ではストレスも溜まる。一年目こそストレスが非常に多くなる。
なので撤退ライン、休むラインは”元気なときに”自分で決めておくこと。趣味をぱったりやらなくなるとかイベントに出なくなるとか、誰かに心配されたら休むことにするとか。退路を塞ぐのはやめよう。
なんとなくできそうな仕事を
今の自分のやってる仕事だが、なんとなくできそうだなーと思って手を上げたものがそのまま続いている。だれかこれできない?とか言われて楽そうだなと思えるものはやっていいと思う。やばそうな仕事、過酷そうな仕事はやらなくていいと思う。強制的にやらされる以外は。
好きな仕事と得意な仕事は違う、というのは任天堂の故・岩田社長の言葉。自分にとっては楽な仕事でも、人にあっさり感謝されるのが得意な仕事なのだと。
簡単な仕事じゃ成長できない、楽な仕事じゃなくて難しい仕事を…とする必要はないと思う。向いている仕事をやろう。向いてる仕事で楽して評価を稼ぐほうがいい。
難しい仕事を分けておく
正直難しそうと感じる仕事には2種類あると思う。
複雑に絡み合ってなにがなんだかよくわからないやつ、誰が責任持ってるかわからないとか仕様がブレブレとか。こういうのは最初から焦げ臭く、あとで燃えるのでやめたほうがいい。特に自分のスキルにならない気がする。人の失敗の尻拭いスキルがちょっと伸びるだけだ。
もう一つは技術的にハードルがあるやつ。これはある程度最低ラインの合意をとっておくと精神的に楽。例えば0.3sec以内で処理を完了する必要のあるプログラムとか。クリティカルでなければ最初は1secで妥協してもOKか確認、で先に1secで実装してから削って目標値に近づけばいい。こっちはスキルが伸びるのでいいと思う。
はっきりしていない、責任も曖昧な仕事はよくある。なるべく近寄らないように逃げるスキルは…正直ないと思う。年次が上がって都合の良い防御用仕事とか持ってないと逃げられない。悲しいことだ。だがそういう逃げるための姿勢とかは覚えておいたほうがいいと思う。逃げた人のうまい逃げ方などは見て学んでおこう。
説明は短く
説明は本当に短くしたほうがいい。問題点は問題点があるときっぱりいう。どうして報告しているのか。事後報告して、判断が間違ってなかったか確認したいと。判断が必要なら判断が必要ですという。期日がないなら期日を求める。時間が足りないなら伸ばしてもらう、そのための根拠を並べる、間に合わないならクオリティを下げる。
報告の仕方で心象が変わるので注意したほうがいい。仕事ができるのに報告が下手だといろいろツッコミが長くなって微妙な雰囲気になる。報告は問題なければささっと終わらせたほうがいい。