かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

theHunter: Call of the Wildの感想、苦しいけど狩れたときの喜びが大きい

 

大自然の狩りとはなにかを学べるゲーム

store.steampowered.com

theHunter: Call of the Wild にドハマリしている。Steamでセールをやっていたから買ったのだが、長時間ずーっとプレイしてしまう。久々に長い時間…いや、ほかにもたくさん長い時間ゲームをやっている。

最近の休日は長時間ゲームをやってて、ちょっとまずいかもしれない。やりたいことがほかにもたくさんあるのだが、ゲームが面白すぎてどうしようもない。困った。

さて、ゲームの紹介に入る。theHunterは非常に流麗なグラフィックの大自然の中で鹿やら狐やら猪、熊などを狩るゲームだ。狩る方法はライフル銃、ハンドガン、弓、散弾銃などが使える。

このゲームは非常に…ものすごく難しい。ダークソウルシリーズよりも渋い難易度をしていると思う。難しさのベクトルが違うのだけど、とにかく優しさや甘えの一切ない厳しいゲームである。

 

さて、このゲームの本質的な難しさとはなにか?答えは現実と同じく、大自然に適応して生きてきた動物を見つけることが、実は非常に難しいことである。

 狐なんかは小さすぎてまず見つけるのが難しい。さらに警戒心が強く、5分以上待たないと近づいてきすらしない。それを待つ心境といったらもう…

 

プレイ中に動物の鳴き声が聞こえるときがある。パターンは2つ。1つはラッキーな友愛の鳴き声。これはリラックスしていることを示し、なおかつだいたいの範囲が絞れ、存在していることがわかるもの。

もう一つは警戒。なにかの異変を感じ取った、つまりプレイヤーの存在に気づきつつある状態である。逃げ出す一歩手前だ。一歩手前と書いたが、実際にはすでに逃げたあとのパターンもある。

 

こういった鳴き声を聴いたとき、プレイヤーは笛を吹いておびき寄せ待つことができる。狐用ならば、獲物の悲鳴の笛で釣ることができる。だが…当然といえば当然だがうまくいったかどうかは教えてもらえない。なんらかの判定もない。

うまくいったかどうかわからないまま、動物が見えないまま、こちらに来ているはずだと信じてひたすら間隔をあけて笛を吹き続ける。たまに双眼鏡でいないか調べる。見つからない…本当に来ているのか…もう逃げたあとじゃないか…?

 

いないんじゃないか、もうやめようかな…と5回位思ったくらいで視界の端にやっとこさ動物が見える。そういうゲームである。

 

シビアな判定の射撃

さて、動物が見えた!じゃあ銃を撃って倒そう!…が、これもまた難しさがいっぱいある。まずそれぞれの動物は肉質が違い、威力の弱い弾、ライフルだと貫通しない。
このゲームなんと動物の臓器、骨に対して判定があり、ヘッドショットしたと思ったら頭蓋骨にあたっただけでノーダメージみたいなことがよくある。

 上記のスクショでは首の骨を狙ったのだが、なんと貫通せずノーダメージ。鹿の首の筋肉って分厚いのか…と思った。距離120m程度なのだが、このライフルの有効射程は150m。適正といえば適正範囲なのだが、パワー不足だったようだ。

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弾の種類を変更したらようやく貫通

反省して弾を貫通重視のものにすることで、主要臓器に弾が届いた。
このゲーム実はヘッドショットは低得点なのである。狩猟はなるべく骨とかをきれいにかざりたいらしい。たぶん。なので内蔵に対して弾丸を打ち込むことが望ましいらしい。

心臓に当てることでその場でダウンしてくれるのだが、それ以外はある程度逃げ回られる羽目になる。追いかけるのも一苦労だ。

 

狩りに必要な知識

このゲームを通して学んだことは多い。装備を逐次点検すること。いざ目の前に現れた獲物を前に、装備を変える暇はない。また、間違った武器ではちゃんと狩れない。一度間違った武器で獲物を逃したことがある。

距離感の把握。ぱっと見た感じでどのくらい獲物まで距離があるのか。だいたい100m,150mと見てわかるようになれば、獲物が逃げ出す距離の把握なども経験値として自分の中に貯めることができる。ちなみにノロジカは50mくらいまである程度姿を晒しても大丈夫だが、アカジカは150mでも気づかれる。

獲物がリラックスして休んでいる地点を見つけること。ヒットマン、ストーカーとも似ているような気がするのだが、人間を狙うとき大事なのはきっと職場、自宅の把握だろう。そして通勤経路を割り出し、自分が最も有利で狙える地点を選ぶ。

 

ハンターに大事なのは、じっくりと自分が有利な状態で待つことだ。移動すればするほど不利になる条件は増える。ブレ、周囲の確認、風向き、視界の確保…

だが有利な地点で待ち、通るところもだいたいわかればあとは狙うだけだ。やることを減らし、じっくりいいところを狙う。

こういった大自然の狩りの基本を自然と学ぶことができる。実に素晴らしいゲームだった。