かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

自由な働き方

ネタに困ったので、お題に投稿してみる。
自由な働き方とはなにか?という話らしい。

せっかくなので自分にとっての理想的な自由な働き方を書く。
労働環境の話とかはせず、精神的な面での話を3つ挙げる。

 

一つは、信じてほしいということ。
信じてもらえないと監視、管理方向へ強化されてしまう。信用されてないのだ。
信じてもらうにはデータの可視化をする。成果を出す、報告、相談をこまめにする。
日頃からちょくちょくと信用値を貯めていく、等。

 

例えば自分の場合、なにも言われないのでひましている方がいい。
勝手にいろんなことをやりだし、それを適当に報告したい。そういう欲がある。
それで実際に新しい仕事もできたし、先々の問題を潰したこともある。

自由な時間を与えることは大事なのだと思う。いわゆる20%ルールとも言える。
信じてもらえているから、ひましてても問題ないんだろうなと内心思う。

 

入社したての頃はたしかに命令的業務が多かった。あれやって、これやってと。
それはなにをしたらいいかわからないだろうから、という親切でもある。
そういう仕事をこなしつつ、早めに終わったあとでぼーっといろいろ眺める。
朝出社して適当にネットニュースを漁ったり、新しい技術をちょこちょこ試す。

傍目から見ると、少しサボっているように見えただろうし、実際まあ…さぼってた。
面白そうだからと遊びでプログラミングして自動化したり、Botを作ったり。
はたまた業務システムの裏側のドキュメント読んだり、プロジェクトのログ見たり。

 

本人的には仕事のあまりもので遊んでいる感じ。けど、そういう知識が結果としてあとから役に立ったり、他の人からなんでこの人知ってるんだ…?となったりして面白かった。

たしかに目の前にやらなきゃいけない仕事もあるし、急いだほうがいいものもある。
一方で、見てみぬふりをされてる問題、気づいてない落とし穴にはいつ気づけばいいのか?だれが拾えばいいのか?
それは余った時間で誰かが拾うか、それとも爆発してからだ。

業務管理としてきっちり稼働を100%にするマネジメントも大事かもしれないが、信じて少しゆとりを持たせることで、ちょっとだけよくなる仕事もあるよなーと思う。

 

そういう意味で、与えられた仕事はやりつつも適度にサボりつつ、余った時間で落とし穴や新しい種を見つけましたとちくちく報告すると「あーこやつはこういうやつか…」と若干の理解と諦めを経て、そこそこ自由な働き方が手に入る…気がしている。

 

2つ目は、自分の好きな方向へ頑張って向くこと。
たまーに不本意で不得意な仕事を命じられることがある。自分の描くキャリアパスにはならないような、世間的にも不評そうな仕事だ。猛反対して潰したほうがいい仕事すらある。

けど、やってほしいと言われたのならしょうがないのでやるしかない。
たしかに嫌ではあるけど、そこから部分的に自分の好きにやっていく。
自分の得意なところ、人よりちょっとだけうまくできる部分を活かしていく。

 

例えば自分の場合、報告や検証のスピードを人より少し早めるというのを心がけている。あとは、少しいたずらもこめて。

上司がこれやっといて、とよくわからないデータ集計を投げてきたとする。
ちょっと時間がかかりそうだけど急ぎらしい。ふーむ…じゃあ30分目安でやろう。
突発業務RTAを開催して、25分くらいで終えて即返信してみる。
すると「早っ!?」とびびられる。こういうのが結構楽しい。

こういうのを繰り返すと突発依頼に即レスする謎の人になれるのだけど、無茶ぶりも増えるので諸刃の剣になりがちだ。でも、そこから立ち回りをうまくして逆にどんな突発依頼が来るか先に聞く、自動化できないか提案する。むしろ上司が受けてる仕事の相談を請け負ったりする。

「あれやっといて」「そう言われると思ってもう作りました」「はっ!?」
これ実際にあったことで、ものすごく面白かった。
会議中に(これやってって言われそう…)と思い、内職して終わったあと出したのだ。

突発できたやつや嫌な仕事を自分の好きな方面だったり、コントロールできるようにする。他の仕事の盾にしたり、言い訳にしたり、天秤にかけて優先度を決めてもらったり。

そうしていると、自分の得意なところとか好きなところを上司にわかってもらえるようになる。「こやつ、こんなこともできるのか…こっち好きなのか…」とわかってもらうと、仕事が来る前に上司側でフィルタリングしてもらえる…きがする。うまくいけば。

結局、人は自分の得意な仕事、できる仕事に一番向いている。そしてそれが一番効率がいい。なので、それをちくちくとこなしてわかってもらうのが自由への近道だと思う。

 

3つ目は自分の考えを広めること。
自分の仕事の仕方について、こうやるといい、こういう見方もできる…とか。
指導でもあるし、おすすめでもある。というのも、自分勝手にやってると孤立する。
孤立するとやっかみとか非難の対象になってしまう。

そうじゃなくて、データを集めたり、事例として広報していくことでモデルケースとして扱ってもらう。こういう働き方で救えたものもある、と。悪いわけではないのだと。

逆に燃え上がって無理した仕事をする人、過剰な責任を背負っちゃう人、ボール拾いが仕事だと膝を痛くしちゃうような人、無気力に嫌な仕事にイヤイヤやって辞めそうな人…。そういう人に、もう少し好きなこと、自由にやっても大丈夫じゃないと声掛けすること。

 

結局はチームになって仕事をしないとダメだ。一人で自由に仕事をしたところで意味がない。周りに負担をかけてしまうだけだ。そうじゃなくて、みんなで同じように分散して仕事をしようと。

 

一人だけ熱心に仕事をすると、周囲と差ができるし、部署全体の仕事量が増えちゃったりする。勘違いした上司が、そいつを見習えとブラック化する。

責任を背負っちゃう人は、ミスを重大に捉え過ぎたり、他の人を非難しがちだ。改善策についても視野が狭くなりがち。相談もしづらい。

ボール拾いばかりする人は、みんなが頼っていることに気づきにくい。いつのまにか無意味な仕事の依存や謎のメールパスが爆誕してて引き継ぎ不能、だれもやりたくない仕事が爆誕する。

無気力で嫌な仕事をしている人には、ちゃんとヒアリングをして好きな仕事、得意な仕事へと向けるように分担、次の仕事を任せる、相談するとかで向き合い直すしかない。

 

自分はどういう人間なのか、どういう仕事をみんなとしたいのか、なるべくのびのび自由にやりたいねとチームに向けて語ることも大事だと思う。そして会社全体にも。決して無駄じゃないと思う。