かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

自分の好きに正直に

 

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羽田空港第2ターミナル。この天井からの光と影が好き。

羽田空港が好きだ。とはいえ空港になんの用事もなく行くのは気が引ける。
なんだかもったいない。主目的は旅行の一時待機場所なわけで、主従逆転感がある。
じゃあせっかくだし格安航空で…となると成田空港ばかりである。

どんなところが好きか。まず一番は建築だ。あの広い空間と光と影の見事さ。
空港でありながら建築のコンセプトは海とか波らしい。
曲線を多用していて、色合いも少し涼し気だからだろうか。

 

そんな大好きな羽田空港なのだが、まあ行く機会がない。
イマイチ航空券も高いし、別に行きたい旅行先があるわけでもない。
もやもや過ごしてたわけだが、この間ついに行ってきたわけである。

 

いやー楽しかった。そこでようやく気づいたわけだ。
自分は空港好きなのだと。別に恥ずかしがる必要もないし、いいじゃないかと。
世の中には駅弁好きもいるし、空港好きも当然あるだろう。

自分がこんなに空港好きだとは思ってなかった。人生でまだ数回しか行ったことないのに、気分が盛り上がってしまった。年に数十回行くことになれば飽きるのかもしれないが。

 

要は自分で認めたくなかったわけである。旅行に行くための場所なのに、空港そのものが好きでどうするんだと。そもそも航空機のファンでもないのに、熱心なファンでもないのに好きでいいのかと。

でもまあ、自分の気持ちは正直だ。すっごく楽しかったし、わくわくした。
外国人向けのものも多いからか、不思議な自販機がいっぱいだった。
りんご自販機、ご当地フード、羽田限定ほにゃらら、空港弁当。
自分の知らないわくわくするものがたくさんあるんだから楽しいに決まってる。

 

行く前から自分の気持ちを理性で決めつけるのはよくないな、と思った。
今まで温泉旅行のおすすめ記事とか読んでも「どうせ高いし、楽しめない」なんて思って行かなかったわけだが…たぶん間違っているんだろう。

「一度行った場所にもう一回行くのはコスパがよくない」「何度行っても変わらない」「同じことを繰り返してどうする」

そう思うことがよくあるけど、行ってみれば結局心は正直だ。きっと楽しめてしまう。

今年はもう少し素直に行動してみようと思う。