かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

メタバースホームレスとホームページの思い出

 

VRChatの自分のホームワールド(自作)

jasonrodman.tokyo

私の名前はウィル。メタバースで最初のホームレスです。
フランスでは今、住む場所も社会的肩書きもないホームレスが30万人いるということを皆さんに思い出してもらうために生まれました。
仮想空間に巨額の投資をする前に、現実世界で困っている人たちに手を差し伸べるべきじゃないでしょうか?

メタバースで土地売買がなぜか行われていて、その土地が買えなくなってホームレスになった人がいる…という話では全然ない。むしろ真面目な話でなるほどな、と思った。

 

一方で全然関係ないのだが、大昔を思い出した。

まだインターネットがなにかわかってなかった頃、Webにつなぐにはなんらかの許可が必要だと思っていた。いわばアマチュア無線みたいな試験が必要だと思っていた。実際初級システムアドミニストレータとかもあったわけで、そういった認定がない限りインターネットを使う資格がないと思っていた。懐かしい。

 

そんな誤解が解けて晴れてインターネットデビューをしたあとで待ち受けるのは”ホームページ”である。ホームページってなんだ。字面からすると帰ってくる場所というか、自分だけのページみたいな感じである。

ちょっとずつ自分だけのページを持つことが流行っていた(?)時代だった。ホームページビルダーなんてもので遊んでいる人もいたわけで、まるでインターネットに我が家を持つような誇らしさがあった気がする。あの頃はどうやってホスティングしてたんだろ…

 

今どきではホームページなんてものは知らなくても全然OKだろう。多くの人はスマホを使ってるし、スマホにホームページなんてものはたぶんない。開いたタブから検索するだけだ。検索窓が多くの人のホームページである。

自分用のサイトを持つ人もかなり少なくなったはずだ。自分も”ホームページ”は運営していない。ブログだけだ。Twitterマイクロブログ、なんて言われてた時代もあったが、SNSとしてスマホでいじるツールぐらいの位置づけだろう。

 

そんな中、メタバースホームレスなんて単語を見ると、おお!ホームページ難民かな?とかちょっとばかし思ったりするのも仕方ないのではなかろうか。HTMLタグとか必死になって覚えるまで作れないもんなあ。メタバースホームとか呼ばれる日が来るのだろうか。そう考えるとインターネットの古き時代の回帰っぽくて面白い…というのは老人会すぎるのか。