かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

Cypherという美しいゲームについて

 

白亜の中に暗号が眠る(Steam: Cypher)

Steamで2018年に発売され、非常に好評という評価を受けているゲームである。
内容は暗号解読。アクション性はいっさいなく、本当に暗号を解読するだけだ。
ただその難易度は”ガチ”。一切の容赦もない、本物の難しさがある。

 

520円と内容に反して非常にお買い得になっている。フレンドにギフトすると喜ばれるかもしれない。

store.steampowered.com

 

それぞれの部屋にはその部屋で解くためのヒントというか…教材と歴史が載っている。

あっ…はい。

例えばなのだが上記を見て、下を解く。

問題が壁に書かれていて、端末のようなものが下にあり、文字を英語で打つだけだ。文字数なども表示されていない。最低、最大文字数もわからない。

一応HINTと打つとHINTは出現するが、これもまた単語ひとつだして終わりとかそのレベルで当てにならない。なんだこりゃ。

まあ頑張れば解ける。

えっと…その。手当たり次第がんばります?

英語ではよく the が使われることを知っていれば 3文字で t e となっている箇所を見つけることができるはずだ。3行目、真ん中あたりに GTP とある。これがおそらくTHEだ。なのでT=Hと置き換えて進んでいく。そうするとTHZとあり、H D となるわけだから3文字でhadなのではないかと推測できるわけだ。

 

とまあ、こんな感じならまだやりようがある。

え?

だが、こういう問題が出てくるともはやお手上げである。わけがわからない…と思いつつも実際これ頑張って解けたときは「うおおお!」と声をあげてしまった。意味がわかるようになっているからすごい。

 

このゲームで使われているのは実際の歴史でも使われてきた由緒正しい暗号だ。
シーザー暗号だとかそういうものが実際に出る。現代においても暗号は大活用されている。例えばRSA暗号とかだ。(このゲームには出てこないと信じたいが…計算したくない)

 

こういった問題がある部屋がいくつか分かれており、しかも個数はそこそこバラバラだ。次の部屋に行くには全部でN個の暗号を解かなければならない。その個数は扉に書いてある。

あと何個解けば…

 

とまあこんな感じで非常にミニマルなデザインで、ユーザへの配慮は一切ない。だがそれが本当に美しい。無駄のないデザインである。

一応足音とBGMが入っており、クラシックが非常に優雅に流れてくれる。暗号の美しさを真っ白な世界と音楽が彩ってくれる。

 

たまーに頭の体操をしたいなというときにやるゲームにちょうどいい。まあ一問も解けないことも多いが、この美しいゲームにはたまにやりたくなる魅力がある。ちなみにこのブログを書こうと思って挑戦してみたら、詰まってたものが2問くらい解けて嬉しかった。やってみるものである。