かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

Slay the Spireの全実績を解除した

実につらかった

Slay the Spireの全実績を解除した。もんのすっっっごい大変だった。

全アンロックのご褒美実績は全世界1.9%の達成率という恐ろしい数字

実績を解除したいと思ったのは…「終わり」がないからだ。
Slay the Spireはローグライクのカードゲーム。毎回ランダム生成されるステージをクリアし、ボスを倒すのが目的だ。

 

かなりの数のカード、アイテムが存在し、難易度も非常に高い。
セーブデータはなく、一度ゲームオーバーになればすべてを失ってやり直しだ。

 

プレイ時間は1回あたり1時間~2時間くらい。

ランダム性と戦略性が高いから本当に何度でもやれてしまう。
これまで幾度となく夜更かししてしまった。

 

そこで、なんとかこのゲームに一区切りをつけたい。終わらせたいと思った。
いろいろ難しい実績と、ゲキムズモードを20回クリア(試行回数は50回を超えてるが)して、終えることができたと思う。

 

やっている最中から思ったことだが…実績というのは罪深いシステムだ。
恐ろしい。だってやらなくてもいいはずのものだ。

これはおそらくスタンプカードを例に出されるよく知られた心理効果によるものだ。

未完成で中断した作業は、つい続きをやりたくなってしまう。
発見者にちなんで
オヴシアンキーナー効果と呼ばれるこの効果はとても強力で、ビジネスでも活用されている。
例えばスタンプカードだ。スタンプカードは作ったその場でスタンプを押してくれる。
店によっては最初は2個押すこともある。
これは最初から未完成状態にすることで、顧客に
「既に進んでいる」と思われることを狙ったものだ。そしてそれが効果的であることは、研究で示されている*7

最初の一歩を踏み出すという汎用的な技術 - 本しゃぶり

だいたいのゲームにおいて、普通にゲームを開始してしばらくすると実績が解除される。ぽんぽんスタンプが押されていく…

 

正直な話、自制心があればこんな苦労はしなくていい。やらなければいい。
ゲームは一日一時間。もしくは、このゲームに飽きればいい。

それができないから、破滅するか、やることがなくなるまでやるしかない。

 

とはいえあまりの難易度に心が挫けそうになったし、何度も時間の無駄だと思った。
ただ、人生で一度は「実績を難しい難易度のゲームで全部解除した」という達成感を得たかった。全世界で2%しか持ってないというのは、やはりなかなか嬉しいものだ。

 

もうほかのゲームで達成したいとは全く思わないが。
ひとまずこのゲームはこれっきりにしたい。まったく大変だった。
年越し前に終えることができてほっとしている。