いま書いているブログは、何年後まで残るか。
たぶん長くて20年くらいか。紙の本よりは残りやすい。
全世界に向けて発信している時代なので、良くも悪くも長く残る。
けど永続的に残ることはたぶんない。
だが、頑張って残そうとする人たちもいる。
これはオープンソースのプログラムコードを北極の山の地下に保存するプロジェクト。
アドバイザーの一人である、歴史家・SF作家のAda Palmer氏によれば、ルネサンス時代の裕福な貴族が書いた手紙はたくさんある一方で、現代の歴史家が本当に欲しがっている庶民の買い物リストはほとんど残っていません。
というわけで、Githubという巨大なソースコード共有サイトのコードすべてが保存されている。なかなかロマンティックだ。1000年は持つらしい。
技術が進めば、すべてのWebサイトを1000年保存できるかもしれない。
悲観的に考えると、生成AIの乱用で情報爆発が起きて保存どころじゃないかも。
悪意のあるだれかが、未来のための保存領域を破壊するかもしれない。
楽観的な自分の考えはこうだ。
「取るに足らない、些細な情報もインターネットに書く価値がある」
「言葉の壁もAIや検索エンジンなど、技術の力で簡単に乗り越えられる」
悲観的な自分の考えはこう。
「今も昔も、情報だらけ。受け継がれるものなんてほんの少しもない」
「デジタルデータなんて想像以上に壊れやすい、2000年代のWebはもうない」
少しはこのブログも誰かの価値になってるとよいのだが。