エンジニアとして働いていて思うこと。
利用者の入力をどこまでフォローするか。
例えば電話番号を半角数字しか受け付けないとか。
桁数をチェックするとか、漢字をそもそも間違えてないかとか。
実際に作るうえでは「起こりうることはすべて起こる」
"If anything can go wrong, it will."
(「失敗する可能性のあるものは、失敗する。」)
ユーザはよく間違う。けれど、それは愚かだからじゃない。
みんな疲れてるからだと最近は思う。
スマートフォンでお店のアプリをいれろとか、ポイントカードが複雑だったり。
サブスク、広告、メールも大量にある。
欲しいものを買うときには様々な情報をいれなきゃいけない。
覚えるべきパスワードも多数ある。
そりゃあ疲れる。疲れるとミスも増える。
便利になった時代のはずなのに、判断すべきことは増えるばかりだ。
覚えなきゃいけないこと、便利が故に複雑になったシステム。
スマホにはいくつのパスワードが入っているのか。
GoogleやAppleが代理で登録しているシステムはいくつあるか。
自分でさえ、上手くコントロールできている気がしない。
なんとなく、自動化に任せている。どうにもなってない気がする。
システムを作る側にとっても大変。使う側も大変。
便利なはずなのに、どんどん複雑になっていく。