かやのみ日記帳

読書の感想や思想を毎日書いています!

匂いが記憶を呼び起こすのか?プルースト効果について

 

何気なく数十年前に引き戻される

ふと雨が降った後、草木の匂いを嗅いだら幼稚園の頃をふと思い出した。幼稚園に行きたくないとぐずっているときに嗅いだ空気によく似ていたからだ。外の空気をすっと嗅いだ瞬間にどうしてそこまで昔のことを思い出してしまうのだろう。本当に一瞬だ。記憶には驚かされる。

 

logmi.jp

どうやら匂いから記憶を呼び起こしてしまうことをプルースト効果というらしい。

プルースト、とはフランスの作家のマルセル・プルーストのことで、

その半生をかけて執筆した大作『失われた時を求めて』の中で

語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに幼少期の家族の思い出が蘇る事から

香りによって記憶等が蘇る事を『プルースト効果』と呼ぶようになった様です。

 プルースト効果(香りと脳の関係) | promotool news

 どうやら匂いというのは感情を呼び起こしやすいものらしい。そして幼少の頃の記憶と関連が深いのだとか。どうも古い記憶に使っている脳の部分に作用するらしい。だから新しい知識を覚えるのに匂いを使って覚えようとするのは残念ながら難しいらしい。匂いで幼少期を呼び起こすのはいたって普通のことなのだ。

 

この匂いの記憶というのはわりと楽しいものだ。なんていうか、自分でも思ってもみなかった記憶と一瞬で結びついてくるからだ。あまりこの匂いなんだっけ…と思い出すことはない。そういえばこの感じ…となんだか感覚的に記憶をたどっていくプロセスが楽しい。

 

年をとっても旅行の記憶として匂いの情報は大きいものだと思う。まったくいったことのない土地に行ってみると、その土地のにおいがすると思う。海沿いならば潮の香りと共に風が気持ちいい。とっても晴れている日のなんでもない田舎だとしても、そこに生えている植物や人口、都市の開発具合なんかにも匂いは影響されると思う。だから旅行の際にはどんな匂いかを少し記憶しておけると、次回来た時に匂いと記憶が結びついて再び楽しい旅行の気分にさせてくれると思う。

 

おわりに

五感として嗅覚はあるけれど、記憶となかなか結び付いているという実感はなかなかわかないものだ。そこまで頻繁に記憶を呼び起こすものではないのだけれど、一度呼び起こされれば驚くほど古い、そんな記憶まで覚えていたの?と聞きたくなるほどだ。自分自身の脳に眠っている記憶を呼び起こしてくれる機会はなかなかない。

 

自分は雨が降った日に一番記憶が戻りやすい。雨というのは特別なシチュエーションで、記憶に残りやすいんだろうか。それとも不思議な雨の匂いに慣れていなかった子供の頃だったから余計に強く思い出に残っているのだろうか。

 

そんな風に思い出された記憶から引っ張られてこの記事を書いてみた。プルースト効果なんておしゃれな名前がついてるなんて、なかなか面白かった。これからはただ思い出したりして懐かしむだけじゃなく、こうしてブログに書いてみて記録を残して自らの手で振り返って懐かしむことをしてみたいなと思う。