かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

自分にとって体育は勉強の一科目だったのだけれども

 

もっと自分のペースで自分なりの勉強がしたかった

学校の体育の授業では散々な目に合った。その中でもつらかったのは「とにかくやってみて後から学べばいい」的なスタンスである。前提知識などをすっぽかしてまず楽しませようという優しい心遣いだったのだと思う。

 

ただ申し訳ないのは自分が極端にマイペースというか…自分のやり方で進めたいという気持ちが強かったから馴染めなかったことである。自分は自分なりの楽しみ方をしたかったのだ。それをやってみろと言われるのはなんだか物語のネタバレを先に見ろと言われるような気分だ。

 

体育も自分にとっては謎解きみたいなものだったのである。ミステリーだ。まったくもって謎が多い。例えばサッカーなども非常に謎が多かった。まずは個人的な能力についてだ。ボールはどのように蹴るのが正しいのか?中は空洞に…?足はどのように振るべきか…。

 

こういったことを一つずつ検証したいのが自分だった。が、そんな難しいこと考えるな!とかできるようになってから考えろと笑われるのが常だった。物理シミュレーションや動画撮影などにより解析するなんて授業だったら自分は最高に喜んだだろうに、なかなか感覚ばかりの話で困った。

 

それから戦略面である。どういった戦術なのか、どのようにふるまうべきか…。こういったことはてんで苦手だった。それになんだか人が混雑していてごみごみ喧嘩しててうわあ入りたくない…という気持ちになった。なんていうか、戦略とかそういうのじゃなくとにかくよこせ的なオレオレ感が強くて参った。

 

まあ自分が体育を野性的にではなく勉強の一環としてやろうとしていたのが間違いだったのだろうなあと思う。子どもにとって体育はただの野生の運動にすぎない。そういった空気がどうにも苦手だった。

 

できれば体育をほかのものとうまく混ぜ込んでやってくれればいいのになあと思う。物理はもちろんのこと数学とか英語でもいい。感覚だけの勉強にはしてほしくはなかった。まあもちろんルールとか戦法も少しは学ぶのだろうが…。

 

自分なりに楽しみたいとは思っていたのだけど、そういった授業の趣旨ではなかったらしい。できれば大学みたいに勉強たっぷり、いっぱい研究して発表する体育と体鍛えて優勝目指そう体育の二種目に分かれてほしかった…。