気になる298円の味を求めて
上記記事でなんと牛乳について話題になっていたので、がんばって買いに行った。産まれてこの方大好きな牛乳は「明治おいしい牛乳」派な自分にとって見過ごせない。もしかすると自分の中の牛乳ランキングが変わるのではという期待があった。
このプレミアム牛乳、売り文句はノンホモジナイズ、低温殺菌で瓶入り298円という価格らしい。正直この売り文句にも全然ピンと来なかった…。ただ曖昧にみんなおいしい、すごいと褒めちぎっていて比較にならないので自分の感覚で比較したいなと思う。
まずノンホモジナイズって何?という説明が瓶の裏にあるので読んでみる。
脂肪球を砕く均質化を行わないノンホモジナイズ。できるだけ手を加えずに作ったしぼりたてに近い牛乳です。静置するとできるクリーム層がその証です。軽く振ってお召し上がりいただくか、珈琲・紅茶に入れてもお楽しみ頂けます。
えっ、普段飲んでる牛乳って均質化ってことをやってるのか?という発見。調べてみると一長一短な感じ。決して悪いことをしているわけではない。
アイスクリームや豆腐など、舌触りが味を左右する食品は多いです。
また、化粧品は肌の上でよく伸びてなじみやすい方が使いやすいでしょう。
このような高品質な製品を作るには、ホモジナイズが欠かせないのです。
分子の大きさが物質内で異なっていると、滑らかさや伸びは生まれません。
アイスクリームを手作りするときはよくかきまぜますが、これもホモジナイズしているのです。
次に静置するとできるクリーム層という表現に戸惑う。店先で見ても層があるのかわからなかった。このクリーム層はあれか、湯葉みたいなのができるんだろうかとワクワクしたけどアッと言う間に飲み干してしまったのでわからずじまい。一日二日の放置じゃできないんだろうか。まあ湯葉っぽいのを楽しむ飲み物でもないし、日にちがあんまり持たない。詳しく見てないけど5日は持たないんじゃないだろうか。
低温殺菌も調べてみると解説があったのだけれど、いまいちピンとはこない。とりあえずノンホモジナイズだからこそできる殺菌という感じか。不均一な脂肪球というのがポイントらしい。砕いていない脂肪球だからお腹も壊しにくいんだとか。確かに飲んでみたけど胃腸のぐるぐる…という不穏な動きはなく自然に過ごせたのは驚き。朝に飲んでもトイレに駆け込むことにはならなそう。牛乳苦手な人には光明かもしれない。
注目の感想と比較
「ん~…なんだろう…違いがわからな…あーのど越しが爽やか?かも」
こんな感じでした。後に残るしつこさみたいなものがありません。普通の牛乳は若干の粘度というか、牛乳!って感じのどこか舌触りがあるように感じますが、それが存在しません。すいー…と飲めてしまいます。なるほど飲みやすいと評判なのはここからか。
味については、さっぱりとした味わいで濃くも薄くもない感じ。普通の牛乳に慣れてる身からすると少ししつこさがない分、不思議な感じです。軽い感じとでも言いましょうか。確かに牛乳っぽさがなく、スープ的な感じに思えるかもしれません。
で、いつも飲んでいるのが明治おいしい牛乳なわけですが、比較してみると少ししつこく感じます。ちょっと粘度と濃さが高いような印象。牛乳を飲んだ後に水をひと流ししてようやくサッパリする感じ。が、それを除けば実はおいしさ度合いはそれほど変わらない印象です。
ただ、朝飲むときに腸に良さそうなのは間違いなく、ノンホモジナイズな感じですね。冷たくてもさっぱりとした味で胃腸にも少し優しそう。健康面で気にする人や胃腸への負担を減らしたい人にはいいかもしれません。味についてこだわる人ならば、うーん明治おいしい牛乳+5点~10点くらいの評価ぐらいの期待がよさそうです。+20点はとれないかな~ぐらいの期待値でいいと思います。
ちょっとまとめてみるとプレミアム牛乳は以下です。
- 胃腸にやさしく、さっぱりとした味わい
- ビン型なので回収か店舗への返却が負担(注ぎ口も丸くてわりと…)
- 賞味期限が短い
- 価格が高い
- 販売店が限られる
それに対して明治おいしい牛乳をまとめるとこんな感じ。
- 胃腸にやさしいかは微妙、比較すると濃厚な味わいだけど、少ししつこい
- 牛乳パックで賞味期限も長め
- 比較して安め
- コンビニでも売ってることがある
ということで、一長一短があります。個人的に今回比較してみて思ったのは明治おいしい牛乳はコスパいいなーということです。流通量と高い品質の両立は伊達じゃありません。プレミアム牛乳の低コスト版として捉えてみると圧倒的なパフォーマンスに驚きます。
めずらしいし、おいしいことは間違いないのでぜひプレミアム牛乳をお試ししてみては。普段飲んでいる牛乳と飲み比べしてみると面白い発見になるかもしれません。