かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

お店においてある携帯電話を充電できるアレを使う機会はないと思っていた

 

スマホとかを充電できるお店にあるアレ

人生でおそらく一度も使わないだろうと思っていたものを使う機会があった。スマートフォンのバッテリーチャージ機である。100円から一時間とか挿しっぱなしにしてお買い物をして、戻ってくる頃には充電が溜まってますよというアレである。

 

あんなものは絶対に使わないだろうと信じていた。最近のスマートフォンはバッテリーの持ちは長くなったし、すごいバッテリー消費をするような使い方もしない。あんなものがあって助かる人が本当にいるのか?もはや電話BOX並みにいらない存在なのではないか?と思っていた。

 

 

が、突如として必要になってしまった。外出先でまさか充電をし忘れていて、バッテリーが15%しかなかったのである。とはいえ15%あれば1時間は持つ。それだけあれば連絡も多少はできるはずなので大丈夫だろうと思っていた…。突如15%から0%になり画面が消失するまでは。

 

なぜ15%から0%になったのかはまったくもって不明だが、携帯電話の宿命なのか一度切れたら二度と入らないのである。倒れたら起き上がれない。うわあと思い切り焦り始めた。

 

取りうる選択肢としてはコンビニでバッテリーを買うことだろう。日頃なんとなく目に入っているが、単三電池かなにかをつっこんで動かす500~700円くらいするシロモノだろう。後でゴミにもなるし、今必要なのは15%くらいで十分なのだ。動けばそれでいいのだ…。なのでコンビニの非常バッテリーは却下である。

 

そこで思いついたのは100円から時間貸しでチャージできるやつである。あれを使っている人を見たことはないから空いていないということはないだろう。問題はどこにあるかである…。

 

漫画喫茶やパチンコ店の休憩所なんかにはありそうな気がする。長く滞在する場所などでは需要がある程度見込めるから設置してある可能性が高い。だが、意外と焦っていると見当たらないし、なにより入るのをためらう。

 

携帯電話ショップにも高確率でおいてあるだろう。だが、そちらは混んでいる可能性もある。そのときには選択肢として思い浮かばなかった。

 

最後に思いついたのは家電量販店である。なんとなく置いてあった気がする…と思ったが、置いてあった。よかった。なんていうか非常事態においてAEDが普段どこに置いてあるのか確認しないといけないのと似ている気がする。

 

さて置いてあるものを無事発見し、いざ繋いで画面だけでも表示したい…!と思っても残念ながらそれはできない。端末を入れてお金を入れてフタを閉めないと充電が始まらないのだ。これが非常に厄介で困る。しかも閉めて開けたらお金は戻ってこないコインロッカー方式である。

 

なので…感覚的に自分が必要な充電量が溜まっただろう!というタイミングで端末を取り出して確認するしか方法がない。しかも自分の場合は15%以上でなければ即座に切れる可能性もあるから厄介である。ともかく逸る気持ちを抑えつつ家電量販店を巡った。ここは携帯ショップよりも時間をつぶすのには最適だったと思う。変に勧誘もされないし。

 

その後30分位時間をかけて無事充電されていることを確認できた。自分にとって必要だったのはモバイルバッテリーや単3の非常充電器ではなく、バッテリー残量というか電気そのものである。100円で済んだのは本当に良かった。

 

というわけで一見必要ないとか自分にとってそれを使う機会は今後もないだろうと思っても、場所についてある程度検討がつけられたほうがいいだろうと思う。自分以外の人が必要になる可能性もあるのだ。なんだか不純かもしれないがAEDの位置についても最近は確認するようになった。自分なりの反省である。