よくあるネタとして無人島に持っていけるとしたら…というのがあると思う。同じように自分の人生に必要な道具とはなにか?と問われたら何と答えればいいだろう。かつて自分の人生に必要だったものは何だろう。そういったことを考えるのも面白そうだ。
かつての自分の人生に必要だったのは間違いなく読書だった。自分が感じている違和感や世間から外れているつらさといったものに「ひとりじゃないよ」と教えてくれるのは読書しかなかった。そういった意味で自分の人生であの時必要だったのはゲームでもなく、勉強でもなく、本だっただろう。
今の自分の人生に必要なものは何だろうか。ちょっと前にはミニマリストが流行って、今の私たちは物質に囲まれすぎているから捨てて本来の自分に回帰しよう、必要じゃないものは持たないことが幸せと説いていた。たしかに自分の身の回りにはいっぱいものがあふれている。
最近は特に積読、積みゲーなど「いつかやりたいこと」ばかりに囲まれている気がする。いつかやりたいことだらけで、なかなか手を付けられないというのは皮肉が効いてる気がする。今の人生に必要なものはいったいどこにあるのか、考えてもいなかった。
じゃあ将来の自分の人生に必要なものは何になるんだろうか。
何に備えればいいんだろう?
たぶんそのときに一番大切なものを持っていくしかない。それはいつも変わる。
備えられないものが、大切なものなんだろうか。