かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

お行儀の悪く、文章を書く楽しさ

 

いま書いているのは夜中。なんとなく眠れなくて途中に起きてお茶を飲んだ。

そしてホッと一息つくと、少し感傷的な気分になった。

だれも自分のこういうホッとした気持ちを知らない。感じていることは伝わらない。

もし俳句がうまくかけるなら、ぐっと生活感と寂しさと一息の心地よさを凝縮したい。

たまにNHKの一般人の生活感のある俳句番組みたいなのを見るといいなと思う。

 

そういうことをだらだら思っていると、書きたい気持ちがむくむく湧いてきた。

じわっといい気分のとき、なんとなく普段感じない気持ちがあるとき。

そういうときに書くと不思議と落ち着いたり、おかしく感じたりする。

 

間違いなく健康には良くない。お行儀もよくないだろう。

世の中のビジネスに詳しい人とかから見たらありえない無駄にしか見えないだろう。

朝に起きてすっきり文章を書いたほうが間違いなくいい。

こんな無駄な時間の過ごし方に価値なんてない。そんなふうに思うことだってできる。

 

が、そんな行儀よくしてると苦しいし、なんとなくつまらない。

自分がへそ曲がりだからか、世間になんとなく馴染めないからか、そう思う。

むしろちょっと悪いことをしている気分だと、ノリよく書けるから始末に負えない。

ちょっぴりいたずらごころを込めて書くと、なんていうか楽しいのだ。

 

だからこの記事は過去に書いたものではない。未来から書かれている…。

過去に書かなかった記事を未来の時間から埋めているのだ。こっそりと。深夜。

なんだか悪いことをしているに違いない。読者さんに背を向けているようなものだ。

でも実際自分が楽しいと思っているからまあしょうがない。

 

そもそもこのブログ自体、人生の寄り道みたいなものだ。

寄り道というのは行儀よくするものではない。目的もないし、計画もない。

でも楽しい。なにかを求めていないのに、なんとなく期待もしてしまったり。

ちょっと悪いことをしているような子供ごころが楽しいのだ。

 

寝不足になる。明日はきっと後悔する。本当は早寝早起きで書いたほうがいい。

儲かる文章を書いたほうがいい。SEOだとかなんだとか。

 

まあそんなものじゃ、いま飲んでいる自分のお茶のおいしさを伝えられないのだ。

深夜に起きてこっそりあったかい緑茶を飲んでいる。

ちょっと冷えた部屋の中。世界が静まり返っている時間。

こっそりとブログを更新しつつ、ずずっとすする。いま1/3くらいだ。

 

ちょっと行儀悪くした楽しさ、いたずらごころは、行儀よくっちゃ書けない。

悪いことをする言い訳をしたいわけじゃない。

だからこれは深夜に自分がこっそり楽しんだ自慢である。