かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

推測するな、計測せよ

推測するな、計測せよ。エンジニアの人は一度は聞いたことある名言ではないだろうか。

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詳しい話は上記にあるが、要はまずどこが悪いのか”ちゃんと”測ろうねということ。
例えばPCの調子がなんか悪い、遅いなーとなったら、まずディスク容量を見たりするだろう。いきなり何も考えずにメモリを新しく買って入れ替える人はいない。

 

この原則はいろんなことに応用が効くと思う。
例えば会社の施策でも、まずは現状の測定からはじまるべきだ。上の人の”肌感覚”や”常識”で決めてはいけない。上の人が”自分が必要だから導入しよう”なんてのはよくない。

そういうときは、まず計測しなければならない。必要か計測するのは一般に難しい。
アンケートも頼りない(質問次第でバイアスがかかる)ことをみな知っているから、えいやで決めがちだ。


問題なのは計測しておかないと雰囲気でうまくいった感を出してしまうこと。
導入自体が目的なら、導入できれば成功になる。そうではないはずだ。

 

例えば上の人がスマートフォンで社内のなんちゃらツールを見れるようにするアプリを所望していたとする。アクセスできれば便利なのは違いないが、本当に必要だろうか?
上の人が見れれば満足ということで、入れただけでも成功とみなされるかもしれないが…それは間違いなくよくない。

 

そうではなく計測だ。まずアクセス数やDL数を調査する。
毎日どのくらい更新があるか、時間帯レベルなどでDBから計測する。
こうして計測を事前にきっちり行っておくことで、導入後の計測も容易になる。
施策がうまくいったか、いかなかったかは計測されるべきなのだ。
数値化が難しくとも絶対にないよりはあったほうがいい。

 

とまあ、なにかを変えたり新しくやるときは計測が大事だ。それは日々の生活でもなるべく心がけたい。
最近加湿器がほしいなと思ったのだけど、まずは計測である。
実際に部屋の湿度がわかっていないと効果が測定できない。
なんとなく高い買い物をして満足ということになりかねない。
湿度を上げる方法は加湿器以外にもある。若干残念だが洗濯物を部屋干しすればいい。
湿度を計測し、その効果を体感した上で購入するかどうか考えたい。

 

ちなみにだが花粉症を計測するすべは残念ながらなかなかない。お高いセンサーしかたぶんない。なので体感として良くなった悪くなったを計測するしかない。
花粉症の発症具合はある程度身体のしきい値を超えるかどうか、という気がする。
もちろん潜在的に具合が悪くなっている可能性があるのだが…自覚するすべはない。

なるべく動的な変数を減らすために食生活を統一したり、ストレスのかからない生活を送らないといけない。人間そのものの測定は難しい。自分自身なら主観も入ってしまうので、なおさら。

 

自分の生活の質の改善にも、まず計測していきたい。