かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

安定しないゲームは心置きなくプレイできない悲しみ

 

本来のゲームではないゲーム

しょっちゅう落ちるゲームとは安心ができない。常に疑い続ける宿命にある。たとえ一回落ちるだけでもユーザには不安があるゲームだと認識されてしまう。その一回が努力の果てに手にしたレアアイテムを手に入れた瞬間だったら。間違いなくユーザは怒りと悲しみと嘆きの果てにゲームをやめてしまうかもしれない。

 

一回のゲームのミスがどこに響くかわからないからゲーム開発者というのは非常にしんどい仕事だろうなと思う。品質の難しさがここにある。確率的に0.0001%しか起きないとしても、そのユーザが被るのは100%になってしまう。

 

ゲーム中に三回落ちてくるといよいよゲームの内容よりもスキップのしやすさとか復帰のしやすさが気になってしまう。つまり元通りにする苦労が小さければ許せるが、果てしなく難しければ怒りが湧く。ここまで安定しないゲームをやらせておきながら何度もバグで落とすとは納得いかないからだ。

 

要はゲームとしてのお決まりや難易度設定を完全に超越してしまうのがバグである。本来の設定の範囲を超えてユーザに対してダイレクトに理不尽が襲いかかる。これを回避するすべがなく、その上ランダム性がある。ガチャの反対。理不尽ガチャが理不尽にひかされる。それはつらい。

 

つまり開発者の意図とは異なり、違うゲームをやっていることになる。本来意図したゲームはきっとバグがない、調整された安定したゲームのはずだ。意図したバグが多いゲームというのはGoat Simulatorなどがあると思うが、あれはゲーム自体が遊べなくなるようなバグはほとんどない(と思われる)。

 

すなわちやる方も作る方も損をするという悲しい結末が訪れてしまう。そうならないためにも安定したゲームプラットフォームとか、安定したゲームの素材とかが広く普及してほしいものだ。