かやのみ日記帳

日々感じたことをつれづれと書いています。

モデリングたのしい

ここ2ヶ月くらいで、ようやくモデリングが楽しくなってきた。
まだまだ技術が足りないけど、苦しいから楽しいに変わったと思う。

 

たぶんだけれどSubstance Painterの影響が大きいかもしれない。
Substance Painterは1年間3万ちょっとするお高いソフトだ。
なにができるかというと、塗り。物体の質感を作り込むことができる。
この質感が多少手を抜いても、非常に綺麗に作ってくれるのが素晴らしい。
塗りを期待して、何かを作るのが楽しくなる。

 

 

例えば最近自分が使っているヘッドホンをモデリングした。

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素のテクスチャ設定前モデル

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テクスチャを設定してレンダリングしたもの

テクスチャの設定とは金属質、プラスチック、ここは金属メッシュで、こっちは布地…などなどを指定している。


その後、撮影をする。この撮影の品質がこれまた良い。わくわくする。
レンダリングは良いGPUを使っていてもそこそこ時間がかかる。その分丁寧にリアル調に出来上がる。ここでいいモデルを作り、いいテクスチャを設定できるとその分苦労が報われるわけだ。

 

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アバター付きでにやにやする

最後に作ったモデルをアバターに付けてみてレンダリングして遊んだりする。この画像は正直うまくできたとは言えない。質感がよくでてないし、ライティングもよくないことはわかっている。けど、これをレンダリングしたのは日曜日の午前1時である。完全に寝不足ルートだった。が、満足した。自分がよければそれでいいのだ。

 

ほかにも自宅にあるものを写真を撮って取り込み、Substance Painterで塗ってみるなんてことをしてみたりした。自分はもともと色塗りと質感が大好きな人間で、金属光沢などがよくでてると嬉しくなる。だんだんやれることが増えると経験値もどんどん増える。

 

もう一つモデリングが好きになれたこととして、すごく単純で自分しかわからないかもしれないが…自由に頂点を動かして良いと悟ったことが大きいかもしれない。これはチュートリアルからある程度逸脱しても、ある程度は形になると悟ったからか。

自分はBlenderの使い方を本で学んだ。いい本だった。Blenderの便利な機能を使うことでマニュアルで手を動かして作らなくてよいと覚えた。例えば曲線を作り出し、それを360度回転させれば器になる。そういうプリセットの機能同士を使って作り出すのは非常に洗練されているし、それが正しいと思った。

 

が、それが結構重荷になっていた気がする。まだまだ使い慣れてないし、組み合わせも思いつかないものは作れなかった。手で一つ一つ動かして作るとどうしても歪む。それが我慢ならなかった。プログラミングのように自動化したかったのだ。

 

今いろいろやってみて思うのは、遠目で見りゃわからないよってことだ。
多少の歪みがあろうと、さっさと作ってテクスチャ入れてレンダリングしたほうが楽しい。楽しくないことを永遠とやって、できないできない…と繰り返してたら上達しない。楽しめるから次はもっと良くしようと思える。そこが大事だった。

 

今は下手でもいいやと割り切って、出来上がったものを見て満足して、次の違うものを作るとき新しいことを試す。まあどの分野でも当たり前かもしれないけど、ここまでくるのには随分時間がかかっちゃったなと思う。


ともあれ、これからモデリングを楽しんでやっていきたい。